今日は、祝日でしたが私は何時ものように仕事でした。
午前中にアメリカ人のお客さんから電話があり、頼んでおいた仕事のスケジュールが現在どうなっているかと言うことでした。 それらの仕事は同僚だった友人が受けたものでした。 友人は2週間前に突然仕事を辞めたって噂では聞いておりました。彼も64才になるので何時でも辞めることが出来るとは思っていましたが、私に何の連絡もしないで辞めることは絶対無いと思ってました。私がメールを入れても電話を掛けても応答がありませんでした。 電話してきた人が私の友人は癌が進行してシアトルの病院に行ったんだよ。 もう手遅れで助からないかも知れないと言うんです。 何の連絡も無かったのは、そのせいだったと電話をもらって分かりました。 一瞬、言葉もでなくなって頭の中が真っ白になってしまいました。 私には何でも話し、人事異動で配属された時から2年間、仕事を教えてくれました。英語も彼のお陰で話すこと聞くことも上達しました。時には一緒に昼飯を食べ、英語のジョークなど教えてくれたり、将来の夢を話してくれた友人、やっと娘さんが大学を卒業して就職も決まり、これからは残りの人生を楽しむんだって嬉しそうに私に話をしてくれていた笑顔が忘れられません。 65才になったら国に帰ってノンビリ農業をやるんだよ。 そしたら奥さんを連れて遊びにおいでよって言ってたのに、その夢も消え去ってしまいました。 一日中、頭の中から彼のことが離れず憂鬱な一日になってしまいました。 絶望的なんだよって言っていましたが、私は数パーセントでも助かる望みがあるならば彼は必ず「〇〇さん、ただいまあ!帰って来たよ」ってヒョッコリ現れるような気がしてなりません。 いや、彼なら絶対帰ってくる。 じゃなきゃ何んの為に一生懸命働いたかわからないじゃん、絶対にもう一度私に会いにくるってそう決めました。 今月も昼飯食べに行く約束して楽しみにしてたんだから早く帰ってこなきゃダメだよ。