よろず屋の猫

『神様のメモ帳』が終わりましたので、その感想です。


ちょっと辛口。
原作読んでないので、ひょっとしたら原作はもうちょっと違うのかなぁ・・・と思いながらいつも見てたな。


うーん、岸田メルさんのキャラの絵は可愛くて大好きなんだけど、性格付けでその魅力が半減されちゃってる気がする。
各キャラの設定自体は良いと思うので、もうちょっと深みが欲しかったと思う。


そもそもニート探偵と言う事なんだけど、扱う事件の物語に面白さがなかった。
特にこのアニメだけと言うものはないし、かと言って、典型的な話であっても、例えば感動であったり、苦さであったりと言う良さもなかった。

で、ニートである特色が特に出ていたとも思えない。

コンピューターを駆使してってところを見せたいのでしょうが、実際話に出てきた情報はこの程度を知るのにこの大仰さ?って感じ。
コンピューターと周辺機器の中に住んでるからこその“情報”ってものを見せて欲しかった。

コンピューターで情報を得るって言うネタなら、推理小説でン十年前に、少年がハッキングで情報を探偵に渡すって言うのがとっくに出てきている。
しかも高校生で、コンピューターは1台ですよ。

ドラッグや暴力団を題材に使うなら、もっと深さも欲しかった。

全体的に大仰な設定を生かしきれていないと感じました。

・・・と私が思ってしまうのは、1つには私が大のミステリーファン。
そして第一回を面白く見て期待しすぎたって言うのもあると思います。


メルさんのキャラは可愛い。
アリスなんて本当に可愛い。

ぬいぐるみの修理をめぐっての四代目と、平坂組組員のやりとりもいつも面白かったです。

鳴海は良いキャラだったと思う。

ライトノベルな探偵アニメとしてはまぁ、楽しめた作品だったと思います。
ちゃんと最後までみたもん。




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