|
テーマ:アニメ!!(3881)
カテゴリ:アニメ
『青の祓魔師』が終わりましたので、その感想です。
これで前期終了アニメは最後で、ひとくぎりってとこです。 最終回はさすがは日5ってところを見せ付けてくれた、見ててワクワクする作画でした。 土6、日5の中でも、上位の作画だったと思います。 最終回のあらすじは公式HPから。 巨大なゲヘナゲートと化した魔神は、次元の裂け目を広げて物質界を飲み込もうとする。 燐と雪男は合流したシュラ、エンジェルらとともにゲートに立ち向かうが、圧倒的な強さを前に苦戦を続ける。 一方で学園の祓魔師たちも、無数の悪魔に追い詰められつつあった。 そんな中、勝呂が起死回生の策を発案! 果たしてその成果は…。 そして燐と雪男は最後の気力を振り絞ってゲートに立ち向かう。 愛する仲間と世界を守るために!! いきなり『ファウスト』が出てきて、何かと思ったわ。 こう言うのをちょこっと借りるって言うのは余り好きではない。 それで作品の格が上がるってもんでもあるまい・・・。 最終回は見ごたえがありました。 燐と雪男が兄弟らしいところを見せてくれたのが嬉しい。 アーサー・オーギュスト・エンジェルがカッコ良いところをやっと見せてくれたのが嬉しい。 何より嬉しかったのは、祓魔塾生たちに役割をちゃんと振り、活躍させてくれたことです。 サブキャラってやたらいっぱい出てくるのに、ろくな活躍できないパターンが本当に多いんですけど、『青の祓魔師』は違いました。 ゲヘナゲートは燐や雪男たちにまかせ、自分達の出来ることをする。 その上で、ゲートを閉じるためにも役立っている。 祓魔塾生たちの活躍があったからこそ、燐や雪男たちも成し遂げられたという流れが、見てて気持ちが良かったです。 ただオリジナルストーリーに対しては思うところがあります。 何より燐と雪男の母親・ユリをおバカ女にしてしまったのは(ノ ̄◇ ̄)ノ~┻━┻ものですよ!!。 人と悪魔が一緒に住める世の中?。 アニメにありがちな似非ヒューマニズムってヤツですか?。 父親のサタンってば、自分の子供、愛する(で良いんだよね?)ユリの子供の体どころか魂まで乗っ取り、殺そうとしたんですよ?。 そんな男の子供を産んだってことですよ。 そんな男と一緒に住む世の中を、人間の世界に求めたってことですよ。 しかも全てが終わった後、サタンを責めるでもなく、「早すぎた」だと?。 とんだバカ母です。 次は、サタンを魅力的に描けなかったことです。 私はこの手のものは、ラスボスは絶対に魅力的な方が良いと思うのですよ。 個人的には粗野よりも知性派の方が好みだけど、粗野なら粗野でも良い。 それならそれなりの魅力を出せてなかったと思う。 ただのチンピラ。 それがとてつもない力をもってましたとさ、って感じ?。 もう1つ、“悪魔”に対するこの作品のスタンスがしっかりしてないこと。 キリスト教的悪魔じゃなきゃダメだとか、そう言うことを言ってるのではないのですよ。 Cパートの燐のセリフ。 あれってば、悪魔に対するものじゃなくて、霊に対するものだよね・・・と思っちゃった。 (余談ですが、「あら、『デュラララ!!』のセルティが登場?」とか思っちゃった) 異形のものを扱う時は、それがどう言う存在なのかがしっかりしてないと、たいていの場合、話が長期化してくるとブレが出てくる。 だからアニメのユリみたいなキャラを出してしまうのですよ。 ・・・と辛口の感想も書きましたが、前期終了アニメの中では、私にとっては上位の面白さのアニメでした。 作画が良いアニメってやっぱり面白いよねって、しみじみ思いますわ。 初回からガンガン引っ張って、毎回楽しみにさせる力があったと思います。 キャラの描き方も良かったと思う。 各キャラ、しっかりと性格付けして、物語を作ってあったと思う。 それが最終回の活躍に繋がったのでしょう。 原作のコミックがアニメ開始後に売上がすごく伸びたそうですが、それも頷けると言うものです。 “週刊少年”ジャンプの方も、今の世の中、ただアニメ化するだけじゃダメなんだよってことを、『青の祓魔師』でお勉強して欲しいですわ。 スタッフの皆様、お疲れ様でした。 そしてありがとうございました。 映画も頑張ってください。 TB用URLはhttp://madamon.blog54.fc2.com/tb.php/588-e72860deです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月02日 21時02分24秒
コメント(0) | コメントを書く
[アニメ] カテゴリの最新記事
|