あらすじはamazonからのコピペ。
ロブスター漁の網が子供の遺体を引き上げた。
医師ニクラスの娘、7歳のサーラだった。
検死の結果、肺から石鹸水が検出され、殺人事件として捜査が開始される。
指揮を執るのは父親になったばかりのパトリック、生前最後にサーラと一緒にいた少女から事情をきいたものの、浮かんだ犯人像はあまりに意外で…。
小さな海辺の町の人間模様と風土も魅力的、世界で1000万部突破の大人気シリーズ第3弾。
このシリーズってエリカの被害者や加害者に対する心情描写が足りない気がして、そこがちょっと不満なんですよね。
一作目の『氷姫』でそれをとても感じたのですが、この『悪童』にも感じる。
ミステリーとしては今一かな。
あれこれいっぱい出したは良いけど、上手くこなしきれなかった感がある。
エリカとパトリックの物語の中に、事件がエピソードとして挟みこまれている小説として読めば、楽しめる。
海外ミステリーの主人公の女性は何で妊娠中や育児の不満が凄いんだ?。
確かにうんざりさせられる事も多々ありますが、こうも声高にギャーギャー言うほどのことでもあるまい、と思ってしまう。
その描写にはちょっと食傷でした。
小さな海辺の町と言う設定で、奇異な殺人事件が多発と言うのもリアリティーに欠けるので、この先はちょっと大変かも。