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ゴールデンウィークということで夕方の相談がなかったので、仕事場から近い名古屋能楽堂へ行って能を観てきました。 豊水会という団体の四十周年記念公演だそうで、入場無料です。朝の9時半からずーっとやっていて、入退場自由。私は最終の能『道盛』を観ました。 来場者は100名そこそこで、無料にしては空いていますね。能というと通常5,000~1万円するのですが、ときどき無料の演目がありますので、出掛けてみると良いと思います。 現在は、自己主張が尊ばれ西洋的自我が本来の自分だという傾向がありますが、能を観ていると自我なんて本当はないんだということに気がついたりします。 ドカーン、バヒューンという大掛かりなハイウッド映画系全盛の時代ですが、世阿弥の「秘するは花、秘せずは花ならざるなり」という精神は、現代でも十分通用すると思いますよ。 勝ち残る・努力した者が報われる・自己アピール・個性重視・・・こういう哲学は、根本で間違っているんだと感じますね。
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