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大手ハウスメーカーで住宅を新築されているお客様の最終段階。完成時検査に行ってきました。 と言っても、昨日は行っただけで検査をしないで帰ってきました。つまり延期。 日曜日に鍵の引渡しということで、「完成した段階で検査に参ります。」とメーカーさんに言っておいたので、昨日はすっかり完成しているのかと思いきや、まだまだ職人さんが入って細かな作業をしており雑然としておりました。 通常、建物が完成すると建築会社自身が行なう「社内検査」があって、問題があれば是正補修を行ないます。 次に施主(お客様)が検査をする「施主検査」があり、指摘があれば是正補修をし、完璧にしたあとに引渡しをおこない、施主は最終代金を支払います。これで目出度し目出度しとなります。 しかし、昨日はその順番に疑問あり。完全に完成していないのに社内検査は終了しており、その補修をしている側で施主検査が終わっています。そこへ弊社が検査に行くわけで、完成していないものを検査しろと言われても、しようがないわけです。社内検査では何を見たというのでしょうか? しかも、弊社の検査にはレーザー測定やセンサーを使った検査があるので、人が歩いていると振動でミリ単位の検査ができないのです。 昨日は、さらっと見ただけでテープを3箇所も貼ってきましたので、しっかり見たらどれだけ指摘事項が出るのでしょう? これで「社内検査も施主検査も終わっています。」とはどうなっているのでしょう? 建築業は、工期をできる限り短縮し、資金回収を早くすることでコストダウンを計っています。その事情は十分理解できますが、完成していない建物を完成検査が終わりましたというような拙速な仕事は、かえってコストアップにつながってしまうと思うのですが、いかがでしょう? 結局、月曜日に延期になりましたが、そこで弊社の指摘事項が山ほど出たら、どうなるのでしょうか?落ち着いて時間を取り、社内検査のときに弊社が一緒に検査して、一度に手直しした方がコストがかからないと思いますけど・・・ ちなみに先日検査した大和ハウスさんは、自社でもレーザー測定したとおっしゃっていましたが、今回のメーカーさんはレーザーと聞いて驚いておられました。自社で測定していないようですね。大丈夫、弊社がしっかり測定しますから・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月08日 12時35分58秒
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