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2009年05月13日
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おばちゃん映画監督入江富美子さんの話ばかり書いていたので、すっかり遅くなってしまいましたが、5月7日の日経新聞夕刊で愛知県長久手町の『愛知たいようの杜ゴジカラ村ぼちぼち長屋』の特集が組まれていました。

この共同住宅は、私がこれからの住宅の理想形の一つとして、セミナーなどでご紹介している住宅です。

2003年オープンの木造2階建。要介護者向けの部屋13室のほか、独身女性向け1Rが4室とファミリー向けの部屋が共存しています。他にデイサービスセンターと小さな喫茶店スペースがあります。

1Rの家賃は6万円ですが、高齢者の介護を手伝うと3万円になります。つまりいろんな世代が助け合って生活している空間です。

記事によると、実際はコミュニケーション量もそれほど多いわけではなく、いろいろなもめごともあるとのこと。

しかし、もめごとがあることでみんなが生き生きとしてくるらしく、運営者は気にしていないとのこと。

若者ばかりの1Rマンション、高齢者ばかりの高齢者専用賃貸マンション、ファミリーばかりのニュータウン・・・どれもいびつな住宅のスタイルだと思いませんか?

介護費用の増加が懸念される将来、根本的に発想を換えて多世代が共存できる住宅を目指すことが一番真っ当な道だと思います。

「ぼちぼち長屋」は、次に「だいたい村」を近くにオープンさせる予定だとか。この位のんびりしたスピードでいかないと、人間の住生活を創る仕事は成功しないのだと思います。

 






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最終更新日  2009年05月13日 09時25分05秒
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