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2009年05月17日
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就活担当の中高の先生方とお話しする機会がありました。今年はインターンシップを受け付けてくれる会社が少なく、どの学校も苦労している様子です。

せっかくお知り合いになったので、弊社グループ企業でも何人かお力になりたいと思っているのですが、結構難しいようです。

先生としては、インターンシップに続いて求人票までほしいというのが本音。基本的には採用する余力がある企業でないといけないようです。

実際のところ、弊社で受け入れるとするとキャッシュフロー表を作成できる人やお客様を接客できる人が欲しいのですが、中高生にそれを要求するのは無理です。能力もそうですし、接客業務と飲食業はインターンシップとして考えていないそうです。

それではどんな仕事でお力になれるのかと聞くと、「掃除でもお茶でも何でも良いから。」とのお応え。う~ん、それはこちらが難しい。

先生方はこの苦境を不況が原因とお考えのようです。確かにそれも一理ありますが、本質的には「日本経済の変質」が原因だと思います。

ものづくり大国愛知県は自動車や工作機械の世界的工場があることで、今まで雇用を維持してきたのですが、今や経済の大部分は金融やサービスで成り立っているので、元々ものづくりの人材は過剰になっています。

更に建築設計や税務申告書の作成などの知的業務までもが、中国やインドで行なっているのが実情。国内で必要な人材は、よほどの知的能力を保有している人かミクロン単位で鏡を研磨できるといったハイテクノロジーをもった職人しかありません。

つまり中高生の出る幕はないということです。

それでは中高生が生き残るには、どのような仕事が考えられるでしょうか?おそらく、国内で最後に残る仕事は「生身の人」にかかわる仕事=介護・医療・農業あたりになるでしょう。

これらの業界の人にとっては、うちの仕事だって中高生を受け入れるほど楽じゃないとおっしゃると思いますが、ここは雇用のミスマッチを改善して今から対応しておかなければなりませんね。

確か女子高校生の20%近くがキャバ嬢に就職することを希望しているといったショッキングな調査もありましたが、生身の男の人の「介護」をするという意味では、キャバ嬢も該当するのかも知れません。

それに姫ちゃんが言っているように「最後は永久氏名!」でももらえれば大変楽なのかも。意外に女子高生は、日本経済の変化を肌で感じていて、有利な就職先をわかっているのかもしれませんね。

それにしても大変な時代になったなぁ・・・人の子供のこと言っている場合じゃないよ~






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最終更新日  2009年05月17日 09時56分49秒
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