こころに映るよしなしごと

　最近は秋なのに天気が良い。「北投石」があると称する温泉に行く。風呂に入って顔を上げると山が迫ってくる露天風呂が気に入っていたが、利潤還元か資本投下か、ところどころこぎれいになって、露天風呂も塀がとりまいて、「飛び込んでくる山」といったものが損なわれ、温い湯に入って「便利と不便と快適と猥雑」について考えた。

　だけどのんびり山の温泉に浸かって、どこまでも澄んだ青空を見上げていると、こんなときがあれば猛暑極寒の日があっても、何とかやり過ごせそうな気がした。

　帰りに食べた「あわせ味噌ラーメン」のスープはコクありまろやかで全部飲んじゃったほど。
　休みは休みで仕方がない。平日は質素な食事を心掛けるぞお。