こころに映るよしなしごと

　何だかとても疲れてしまい、人通りのない裏道裏道と自転車を走らせていたら、まったくとんでもない方向に向かっていたりして、知らない裏通りをあっちこっち曲がったりしながら何とか庵に辿り着いた。落ち込んでいるときはとにかく体を動かすことと、風呂洗ってお湯入れて、麦入りご飯を炊いて、豆腐とわかめの味噌汁と作って、魚を焼いた。野菜が不足しているのが難点だが、それらを箱膳の上にあげて、辛みそも付けて、いただいた。ご飯を食べてもお茶を飲んでも風呂に入っても頭痛がおさまらないので、薬は飲みたくなかったが、頭痛薬を飲んで、「或る阿呆の一生」を読みながら眠った。朝になったら少しは気分が回復した。物分りの悪い人に教えるように、やること毎に意味合いを付与しないとモチベーションがあがらないのはどうしてだろう。

　早起きして、洗濯して干してベッドのシーツを交換してお気に入りのシャツを着たら少しシャキッとした。帰ったら、庵の大掃除をして、「秋の夜長を楽しむ部屋作り大作戦」を展開しよう。