|
カテゴリ:ひぐらし
久しぶりにジムに行くと若者数人と女性数人がいた。いつも1人ぐらいで黙々とマシンと対話していたが、周りに人がいておしゃべりしている様を見ると、より一層、自分に向き合う傾向が強まる。 筋トレをひととおりこなして、バイクを終え、最後の斜度5%速度5.5キロ30分のウオーキングに入る。 最初の10分ぐらいは、いろいろな心配ごろやら楽しみなことやら嫌なこと、頭にくること、昔のことなどなど、湧水のように雑念が駆け巡るが、20分を過ぎるあたりから、体の燃焼が高まり、アドレナリンが注入される「ウオーキングハイ」がやってくる。 ハイの後、冷静な自分が戻ってきて、「歩く」ということの細部に目が行く。振っている手の小指の先や、少し重くなってくる左足の膝のぼんやりとした痛みや、気を抜くと左右にブレる足先や、背骨のきしむ音や、腰の捻りの反動などが、はっきりと同時に感じられる。 いろんなことに真っ向から向き合うことは少ない。せめて、限定されたベルトの上の30分ぐらいは、ひとつのことに向き合うということを実感できれば。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.13 08:30:40
コメント(0) | コメントを書く
[ひぐらし] カテゴリの最新記事
|