こころに映るよしなしごと

　二週間ぶりのロングスローディスタンスを敢行。曇り空ながら静かな朝、「苦しくなるまで走ってみよう、それまで歩かないでみよう」を目標に掲げてスタート。

　目標地点はだいたい往復で４キロちょっとのホーマック看板鉄塔の柱。

　ウオークマンを忘れ、ひたひたという足音を聞きながら走り始める。

　出だしは好調。国道に出て橋を渡り川面を眺めて鮒釣りをちょっと思う。

　体からダメ出しがでるのを待っていたがでない。折り返し地点に到着。時計を止めて少し休む。

　復路になってしばらくすると雨が降ってくる。いつもならいやな雨が熱を帯びた体には心地よい。自然なことをやっていると自然が気持ちいいのだ。

　一度も歩くことなく４キロちょっとを３７分で完走。スピードも距離もまったくたいしたことはないが、相対的ではなく自分が走れることに驚く。気がつくと失っているものは無数にあるが、自分次第で取り戻せるものも無数にある。

　シャワーを浴びた後、ごほうびの朝食（ごはん、油揚げがたんと入った味噌汁、ビタミンＣなどがカプセルで入っているカプセラ、皮の艶がいいバナナ）を食べる。週末はこれから。