こころに映るよしなしごと

　味も素っ気もない職場環境なので、何か無機質ではないものを、と思い、マングローブを買って持ってきた。とは言うものの、スペースの問題もあるので、とても可愛いもの。

　去年１００円ショップで買ったキリンのようなビクター犬のような卓上扇風機も元気に夏を迎えた。

　これで、青森の短い暑い夏がやってきても、「よっしやあ～」という感じて受け止められるのだ。

　マングローブを見ていると、あの西表島のマングローブリバーの川登りアンド滝見学を思い出す。遡上するボートから降りて、ジャングルのような山の中を登って、たどり着いた頂上から見た瀑布と、彼方まで広がる八重山の海と島嶼の散らばり、そして等圧線どおりに連なっている浮雲の静寂を思い出す。