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カテゴリ:ひぐらし
夏はまだまだ、世間で言うお盆休みが終わっても、何に苛立っているのか知らないが、猛り狂うように避暑地青森をミソド(30度)以上にレミファしている。 こちらは怒るほどのエネルギーもなく、「困った困った」とつぶやいて、暗い夜道をとぼとぼ歩いている。時折、「締切」という街灯が近づき、束の間の柔らかい光の粒子に包まれるのだが、ふたたび、夜の闇に足を踏み出している。 せめてもの、庵のまわりに無節操無道徳無反省に元気いっぱいにはびこる雑草どもにちからを借りて、処暑までの一週間をだましだまし乗り切ることとしよう。 休むことも許されないのなら、すこしだけ、立ちどまって、眩暈のする夏のきらめきの中で、あの夏の日の、プール帰りの気だるい若さを思い出すしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.21 12:51:43
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