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カテゴリ:ひぐらし
結局、忙しくもないのだけれど、「快刀乱麻」の原作「安吾捕物帖」上中下は、上巻だけを読了して返却した。専ら夜の読書は仁木悦子の戦後の昭和の雰囲気が漂う推理小説だった。
そんなわけで、仁木悦子が本名の大井三重子名で書いた童話集「水曜日のクルド」を借りてくる。以前に、「めもあある美術館」の話をしたが、それもこの童話集に含まれている。 粗い紙質の黄ばんだページを繰っていくと、自分が子供だった頃の、学校の図書館や厚手のセーター、ストーブや森の枯葉の匂いが周りを取り囲んだ。 奇抜な細工はないけれど、頑丈でたゆまないものの手触りを楽しんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.22 22:29:21
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