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カテゴリ:ひぐらし
森の中を歩いていると、草が繁茂した廃道をみかける。案内板も朽ちはじめ、どこへ通じる道だったのかも定かではない。もしも、今ここで、足を止め、そちらの方に踵を返して踏み出せば、不思議で異形の世界に入り込んでしまいそうな気がする。
森はただ黙ったままだが、そんな叉路に立つと、外側ではなく内側からいざなう空気が流れ出す。 木漏れ日のきらめきに目をほそめて、遠い深緑から戻り来て、歩き始めたところに再び歩き出す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.08 15:28:52
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