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カテゴリ:ひぐらし
朝晩も気がつけば涼しくなっていた。
早朝と夜以外はビルの中で腰を痛めつけているので、季節の変わり目に気づくことはあまりない。 たまに外に出て、普段見上げることのない空を見上げると、周辺に沸き立つ夏の入道雲ではなく、上空には明らかに秋の雲が神の手によって一筆書かれている。 昼には何時になく長いサイレンがなった。 数十年前のその日、電車やバスは淡々と動いていたのだろう。何か心に生まれた空洞のようなものを抱えながら、歩いて、買物をして、風呂に入って、晩御飯を食べて、そして眠ったのだろう。鮮烈な昨日までのことと、ぼんやりとした明日からのことを思って。 昨日までより、少し言葉少なめに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.17 08:32:13
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