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カテゴリ:ひぐらし
魔女の一撃から職場復帰して一週間。仕事中は腰をいたわることは何一つなかったが、時間があるときは何かしないと再発が気になる。
腰に負担がないということで、プールに行く。歩いて何往復かする。 ふと、この50メートルプールの端から端まで泳ぎきることができるのだろうか、と思った。平泳ぎならある程度泳げるけど、距離を計測したことはない。 腰に調子を確認してから、5番コースの壁を蹴ってスタートする。 25メートルまでは快調に進む。水の屈折のためか、6番コースに向かっているように見えるとともに、体が少しずつ沈んでいるのがわかる。水をかく腕の回転スピードが鈍って、キックも弱くなる。ふと、こうして力を無くして水底へといくのだろうかと思う。水底の静寂と恐怖がよぎる。前だけを見て進む。ようやく5番コースの向こう側の壁に辿り着く。50メートルは泳ぎきれた。 腰の調子も良いようなので、少し休んでからまた、50メートル泳ぐ。 今後はこうやって泳ぐ距離を伸ばしていけば、気づかぬうちに失った腹筋と背筋を取り戻すことができるのだろうか。 水底は、ただ、沈黙するのみである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.17 08:31:04
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