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アスファルトで埋め固められた街は、昼間の熱を放出して、若い体を休ませてはくれない。
やるせない思いに寝返りを打ち、風のない窓から空を照らす街の明りを眺め、ため息をついて、アイドリング音のうるさい車のイグニッションを回し、荒れたアスファルトを走り出す。 どこにも辿り着けず、どこにも目的のものがなく、エアコンの効きが悪い車の窓を手動で明けて、何とか加速して風を受ける。 今日に目をそらして明日を生きられない。刹那にしか生を感じることができない。 それが当たり前だったのに、どうして、スプリングスティーンの歌は、今、夜の街へといざなわないのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.30 06:43:48
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