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中学はつまらない規則と大人に都合の良い管理の下、大人しく過ごした。
高校に行ったら世の中の矛盾て奴が学校と言う狭っこい箱の中で目に付いて、いつもイライラしながらつっかかっていた。 買ってもらったステレオフルセット(レコードプレイヤー、プリアンプ、ラジオチューナー、カセットデッキ、3WAYスピーカーシステム)とタイマーを使って、毎朝、甲斐バンドの「誘惑」を大音量で流して、昨夜のオールナイトニッポンやらセイヤングやらラジオ講座やら風耕士のたむたむたいむやらから現実に引き戻し、ぼさばさ頭で高校に行った。 帰って来たら、勉強机の椅子をステレオセットの前に置いて、今度はステレオに戦いを挑むかのように、大音量の「誘惑」と一緒に大声で歌った。 いくら聞いても飽きない時があるが、まさにその時で、今でもアルバム中の1曲を聴くと、その次の曲のイントロが浮かんでくる。 サザンオールスターズは、まだ「ザ・ベストテン」の今週のスポットライトに出ることもなく、渋谷のエッグマンあたりでバンド原初のライブを爆発させていたころである。 なお、このジャケットはレコード時代の当初のもので、ヒーローがヒットした後、ジャケットが変わっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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