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どうしてなのかわからないが、こんな時期に秋田県の最南端の湯沢市雄勝まで出かける。
秋田市から車で3~4時間はかかる距離だが、国道は異常なほど車が無い。 快調に進んでいったが、ふと気がつくと、国道の両脇に高い雪の壁が出現してきたのでよく見ると横手市に入っていた。更に南下して湯沢市に入ると、廃屋などは未だに雪に包まれている。 小野小町の故郷(と秋田県の人は言っている)の湯沢市雄勝横堀の小町堂に寄ってみるが、ここもまた雪に取り囲まれてしまっている。 毎年初夏の6月にはここで小町祭りが執り行われ、市女笠を被った現代小町七人が舞を奉納するという。そんな小町娘のひとりに恋をしてしまい、転勤することも忘れ、長くこの地に留まっている幻想を抱いた。 しかし、雪解けの雨音に吾に返ると、小町堂は雪の壁の中に静かに佇んでいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.14 21:54:18
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