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一週間滞在した岩手からようやく戻ってみると、経費節減だか何だか知らないが前の職場は無くなっており、無表情なビルの無感覚な部屋の中に大人数が詰め込まれて仕事をすることになっていた。前の職場の荷物は無造作に箱詰めされ積み上げられ、ロッカーはドアが半分しか開かない。文句を言って変るものでもないので黙っている。
前の職場でよく酒を飲んだりギターを弾いたりした人なども居なくなっていた。春になったからだろうと納得させようとしたが、秋田市は吹雪の天気に変わった。 この先どうなっていくのか見当がつかないが、一週間なのか50年なのかわからない空白を持て余して、まるで山のこだまを聞くかのようにメールを打ってみたりする。 街を少し外れると、黒い土の上を籾殻でも燃やしたのか白い煙がゆっくりと棚引いている。それを見ていれば何にも変わっていないような気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.06 23:30:57
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