|
カテゴリ:カテゴリ未分類
どういうわけか知らないが、いつ行っても客が数人しかいないスーパーマーケットがある。
ほんの少し前(春ごろ)は、平日はさておき土日はそれなりに客が来てレジ打ちも2、3人はいたと思うが、いつも立ち寄る平日の夜8時ごろは、客が2、3人、レジ打ち1人。店内に入っているパン屋には人がおらず、すっかり廃れた写真屋が不思議と急がしそうに何かを整理している。 特殊化学兵器か何かで一瞬にして人だけを消滅させた後の、終わりかけの街のような、人のいないスーパーマーケットで、オンザロック用の丸い氷と投売りのように安くなったアーリータイムズと半額の豆類を黙って購入する。 振り返ると、遠い宇宙からの信号をぼんやりと待っているかのように、レジ打ちは、何も無い虚空をぼんやりと見ている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.29 21:47:34
コメント(0) | コメントを書く |