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始まるものは終わる。セミナーも終わる。仙台駅構内でお土産を買ったり、人体模型を売っている店を眺めたり、古いJ-POPのCDを探したりして時間を潰し、コンビニで買った105円のピーナッツと車内販売のホットコーヒーで、つまらないことに苛立ちがちな新幹線車内の平穏を保つ。
図書館にある本はあらかた読んでしまった、小川洋子の未読の文庫本を書店で見つけ、それを読みながら、ピーナツをかじり、塩の付いた親指と人差し指と中指をこすり合わせ、熱いコーヒーを流し込む。 そうこうするうちに窓外に雪山が現れ、深い闇の渓谷に電車は入り込み、まばゆいばかりのうたかたの幻想が彼方に過ぎ去り、昨日とも明日とも知れない、不思議な台地に運ばれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.18 21:06:23
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