こころに映るよしなしごと

今週も週末だ。スタッフの数が減っていろいろと忙しくなって、忙しくなったら何だか愉快になって疲れもしないと思って金曜日の夜に酒を飲むと首肩腰が痛いのに気づく。乗ってる仕事の忙しさはモルヒネのようなものか。

青森で食べた〆鯖の美味さを思い出し、秋田の過酷な時期の仕事を思い出し、結構回った状態で仙台市内のクリスロードをふらつく。秘密のクラブのような地下階段を下りていくと緑色の羅紗が浮かび上がるスペースがあった。卓球に興ずる若々しいカップルを尻目に、往年のキューをつく。
カンパリソーダで喉を潤しながら、思うポイントと反対を撞いている。地下に居ながら、ふいに、
空から白い天使が降りてくる日だったことを思い出す。広瀬川河畔の庵に戻ってあの曲を歌わなきゃと思いつつ、ギターも触らずベッドに入る。

幸せで暖かな夜であれと願いながら眠りに落ちる。