タバコを吸わない人にとっては迷惑な話だが、愛煙家はあの煙を吸ってその味とか精神作用を楽しんでいるらしい。ところで、一番流通している紙タバコ。「紙」という割には燃えるのに時間がかかる。何か特別な秘密がある?
例えば紙を細く巻いただけのものに火をつけても、一気に燃えるかすぐに火が消えるかのどちらか。実は紙タバコがゆっくりと最後まで燃えるのは、中にキザミが入って紙と密着しているから。キザミが小さな火種となり、最後まで燃焼力を維持するのである。ではなぜキザミより先に燃えてしまわないのか。これは「紙タバコ」だけど、紙に「麻」の繊維が使われているから。
本来麻の繊維は非常に燃えにくい。キザミに巻いただけでは火が消える。そこで酸化剤などの助炎剤で薬品処理をし、燃えやすくしてあるわけで、これが消したつもりで消えない、寝タバコの危険性の原因となるのである。ちなみに麻が使われるのは、丈夫で印刷や加工(糊付け)などに適していること、燃えた時、紙よりもニオイがきつくない(キザミは別)という理由から。
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Last updated
2006年11月14日 10時07分33秒
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