|
カテゴリ:カテゴリ未分類
本日、電車に乗ってると学生さんが真剣に進路について話ておりました。
詳しいことはわかりませんが、二人いて片方は、自己分析をやって、自分がやりたいことが「社会企業家」であることがわかり、今、その夢に向かってやるべきことのタスクの落とし込みをしている、と。しかし、一方で就職活動もやる必要もあって、とにかく毎日が大変だ、と語っていました。 ■社会企業家 という甘美、しかし残酷な逃げ道 「社会企業家になるか就職するか」 ということを彼は彼なりに、「ロジカルシンキング」を使って自己分析を行った結果わかったと語ります。 社会企業家という甘い言葉は、私たちの世代(団塊ジュニア世代)において就職氷河期の「ITベンチャー」に全く同じ構造だと思います。 ただ、ITベンチャーには、最終的な「EXIT」としてのIPOなどがありました。 しかし、社会企業家にはそれがありません。 たんたんとNPOをやります。 私自身、大変興味ある分野ですでに勉強会やセミナーにも参加していますが、正直、今の時点でやる気はないです。 若いうちならいいですが、真剣に人生を考えた場合に今の状態での社会企業家の仕事をやるつもりはないです。 また、本当にどの程度の貢献ができているのか疑問です。 多くのNPOは結局、資金に苦労して、「善意」だけではやっていけない現実にぶつかります。 グローバルで見る成功した社会企業家の多くは、「そこ」にたどり着くまでにプロフェッショナルなビジネスマンのキャリアがあることは、注目すべきです。 「社会企業家」と言いますが、単なるNPOなのかそれ以上の存在なのか? 後者であるなら、新卒がぽっとやってできるのはNPO、というか単なる「ボランティア」である可能性が非常に高いです。 ■学生は死ぬ気で就職活動しろ 就職活動の際に、「まずは自己分析で本当に自分がやりたいこと」を分析した結果、「社会企業家」だ と。 これを否定するつもりは全くないですが、まず死ぬ気で、この苦しい超氷河期の就職活動で勝負することをお勧めします。 そんな「社会企業家」なんか逃げちゃいけない。 真正面からぶつかって、就職活動やって、その結果を受けとめる覚悟と準備を今からしておいてください。 人生はそこからです。 「社会企業家」を目指すから就職活動の時間がないなんて、ちゃんちゃらおかしくて笑っちゃいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|