山元洋介のリズムワークショップ

音楽をやっている人は、リズムが大切だと誰でも思っています。


しかし、適切なリズム練習を知っている人は少ないです。


ここがリズムの難しさです。


私自身も、リズムを適切に教えてくれる人を捜し求めていました。


その間に、ジャズ界では名前の知れたリズム感の優れた人との出逢いはありましたが、リズムに対しての教え方が感覚的にしか表現はしませんから、今となっては言われている事も分かるのですが、その時は抽象的過ぎて分かりませんでした。



当時から師匠の噂は知っていましたが、演奏を聴いたときは鳥肌が立ちました。



師匠のリズムの教え方は、実に理路整然として分かりやすかったです。


リズムの訓練はシンプルですが、実に奥が深い事に気付かされます。



リズムでは、メトロノームに合わす事が言われていますが、師匠のところにも音大出身の人が何人か弟子にして下さいと来ましたが、メトロノームに簡単に合わせられますといいますが、実は、やってもらうと本人がメトロノームにはリズムは合っていないこと気付いていません。



このパターンの人は沢山います。


リズムをジャストに合わすことがどれだけ難しい作業かを知る事が、リズムの真髄です。



人のリズムの相違点は、確かな訓練をすれば手に取るように分かります。



いくらテクニックがあろうが、基本のリズムが出来ていない人は土台のしっかりしていない家と同じです。




リズムの習得は、相当の時間がかかりますし、間違った練習では何年しても意味がないです。




確かな練習を知るには、確かな人との出逢いしかありません。



人の出逢いを強く求める事が、その人の才能です。