カテゴリ:アニメ・コミック
TSUTAYAで、映画大長編『ドラえもん』のDVDを2本借りてきた。
ドラの声が大山のぶよさんの旧シリーズから1本、水田わさびさんの新シリーズから1本。 旧シリーズからのは、とろろ丼さんが選んだんです。 1998年公開の『のび太の南海大冒険』、シリーズ第19作。 藤子F先生がお亡くなりになった後の作品だけど、とろろ丼さんにとっては、リアルタイムで初めて劇場で観た『ドラえもん』の映画なんですよ(「初めて」劇場で観た映画は、もっと小さいころに『ゲゲゲの鬼太郎』と『地獄先生ぬ~べ~』の二本立てを観ているけど。『ドラえもん』はこれが最初)。1998年というと、保育園の年中組だった。 映画ドラえもん のび太の南海大冒険 / ドラえもん 映画を観ながら、やっぱり、映画を劇場で観るとどきどき観が違うよねとか、そういえば劇場でおまけの帆船ドラえもん号のおもちゃをもらったよね、なんて話をしたりした。 新シリーズからは私が選んだ『のび太と緑の巨人伝』。 2008年公開の新シリーズ第3作で、旧シリーズのリメイクではなくて、映画としては完全オリジナル作品。私もとろろ丼さんも初見で当然劇場では観てない。たしか原作とTVシリーズにはこのもとになった話があったはずで、旧シリーズの『のび太と雲の王国』には、この作品の主要登場人物(?)キー坊が大人になった姿で登場している。どんな話になっているのかちょっと興味があったんですよね。 映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝 / ドラえもん ふと気づくとこの2本の作品の公開は10年違いなんですよ。 で、この10年の間のアニメ映画の質的変化はかなりのものだなぁというのが、観ていての感想。デジタル技術の進歩ってすごいね。背景も緻密だし、キャラクター造形はちょっと立体的になっている。でもいかにも3Dっぽいものとは違う、日本のアニメキャラの姿形がちょっとふっくらとしているって感じ。これ、色のつけ方なんかの違いからくる印象なんだと思うけど、こういう色のつけ方ってデジタルだからできるってところがあるよなぁと思った。 で、内容なんですが・・・・・ 観ていて、とろろ丼さんがいちいち突っ込みを入れてくるんですよ(笑)。 「オマージュが入りすぎていてなんか素直に楽しめない!」 「『いい話』なんだよね、『いい話』。でも、『ドラえもん』はこういう感じじゃない!」 「結局、エコなんでしょ。なんだかな・・・」 観終わってしばらくしてから彼女が出した結論は、 「きっと詰め込みすぎなんだよ。『ドラえもん』はさ、「教訓」っぽいものがあってももっとシンプルで、おかあさんもそこそこ楽しめるにしても、小さい子にもよくわかるお話じゃなくちゃ。」 うんうん、テーマ性がかなり全面にでていて、しかもいろいろな場面が、過去の『ドラえもん』以外の名作アニメ・・・『ナウシカ』とか『ドラゴンボール』とか『もののけ姫』とかを思い出させるようなエッセンスがちりばめられていて、引用からイメージがふくらむような仕掛けも入ってたりする・・・と、私も思った。 新シリーズの前作、『のび太の魔界大冒険 7人の魔法使い』を観たときもおもったけど、そろそろ制作スタッフには、少年少女時代に「トトロ」や「ナウシカ」や「ドラゴンボール」を観てアニメ制作を志した人が中堅以上になってきているだろうし、若い人の中には「ナウシカ」は生まれたときにもうありました、なんて人だっているだろうし。 そんなことを親子で考えたりしました。 ちょっと母娘のいい時間だった♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.12 01:36:04
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