自慰的俺流経験値

10月20日（結婚式＆兄嫁の誕生日）

起床。
アロハシャツを身にまとい。ホテルのロビーへ。
嫁家族と合流。
そうしているうちにリムジン到着！！
ヒゲの凛々しい運転手到着。蓮池さんと命名。
車内には、兄の店等数店のオーナー一家がいた。
俺らよりも2時間くらい遅れてハワイ入りしたという。
業界では有名なこのオーナー。都心のマンションに住む30歳。
奥さんはモデル。俺よりも背が高く、スタイル抜群。美人。
しかも子持ち！！！
･･･

･･･いざ、教会へ！！
教会に着くと、タキシードを着た兄と、ドレスを着た嫁さんがいた。
半ギャル男と美女であった。
二人とも自前の衣装と、嫁母手作りのブーケ。メイクは兄という
ほぼオリジナルであった。
兄が出国の際に荷物の中身をチェックされてた意味がここでわかった。
大量のハサミやメイク道具を持っていたのだ･･･。

そしてリハーサル開始。
写真撮影はリハーサル時のみとされていたので、シャッターをきりまくった。

･･･そして本番。

外を出れば砂浜の小さな教会が、異様な雰囲気に包まれた。
入り口には新婦と父、十字架の下には兄がいた。
俺の右後ろでは、ハワイの結婚式ソングを歌っている女性が･･･。
･･･この雰囲気に俺は動けなかった･･･。
二人が階段から降りてきて、新婦の父と兄が握手をする。
何か一言しゃべり、兄の顔に笑顔がこぼれた。

なぜか涙が出てきた･･･。
式の儀式一つ一つが、意味のあるものであり
その一つ一つに感動。
教会の中を歩き回る猫にも、何か意味を感じた。
結婚式を何度か経験してきたが、こんなに素晴らしいというか･･･
感動的な式は初めての経験だった。

新郎新婦退場で式が終わる。
式が終わると、全員庭へ出る。写真撮影である。
ビデオカメラもまわっていたので、はしゃぐ･･･はしゃぐ、
そしてはしゃぐ。
特に兄ははしゃぎすぎにも程があった。
2時間しか寝ていない兄には思えなかった。

最後に花びらのシャワーに見送られた新郎新婦と俺たちは、ホテルへ移動。
砂浜がすぐのオープンテラスで、総勢13人の小さなパーティーが開かれた。
ウエディングケーキの登場。特注の3段ケーキ。
ケーキ入刀･･･。俺は、ナイフの先にかかったイチゴを気にかけていた。
切れるのだろうか？？？
･･･案の定、イチゴはケーキの中に入っていく。
「ぴーちゃん（兄の呼び名）イチゴどこ行った？」
と兄の店のオーナーさんが叫ぶ。
･･･そこで兄はイチゴを探す･･･。やった！
ついにやった。兄の顔はケーキの中へ･･･。
ベタではあるが、とうとうやってくれた。さすがは俺の兄である。

その後、ハワイのしきたりに沿い、新郎新婦がお互いに素手でケーキを食べさす。
兄はそのケーキを犬食い･･･。完食！！
分けなければならないケーキを完食･･･。ホテルの人もあわてた。
皆は大笑い！！慌てる素振りも見せない。
その後、再度ケーキを食べていた。
パーティーの間、色々な話を色々な人とし･･･そして幕を閉じた。

一行はそれぞれのホテルへ戻り、休憩。自由行動。
俺は母と水着などを買いに行き、その後皆とビーチで合流！！
兄はパラソルの中で静かに寝ていた。さすがに疲れたのだろう。
そんなことはお構い無しに、俺は沖へと泳ぎだす。
行ける所まで行こうと誓い、とりあえず深いところまで泳いで行った。
･･･あれ？
･･･あれれ？
全然深くならない･･･。
結構遠くまで行ったが、深くない･･･。
･･･疲れた。
船に轢かれそうになったので、砂浜に戻る･･･。
夕方までビーチにいるつもりだったが、誰もいなくなったので
その後は街でぶらぶらしていた。
･･･
ホテルへ戻ると、今晩の話をしている。晩御飯の話ね。
聞いてみると･･･「牛角に行くぞ！」
･･･牛角？？？？？？
･･･あきれるにも程があるくらいあきれた･･･。
もっとローカルを楽しみたかった。
ローカル食か、有名な店に行きたかった･･･。
しょうがなく部屋を出ようとしたそのとき、電話が鳴った。
お隣の新婦家族であった。
「有名な中華料理屋さんに行こうと思うんだけど、一緒にどうですか？」
･･･きた！！！！！！
俺は親の了承を得ずに「行きます」と答えた。
そして一行はその店へ向かった。

店の中に入ると、有名人（日本人）の写真がずらり･･･。
中でも長島茂雄の写真はいくつもあった。
俺たちはメニューの中で「中の上」くらいのセットを頼んだ。
ロブスターは嫌なほど食べたので、刺身にしてもらう。
･･･うまかった。
全てがうまかった！！！
さすがは有名人が訪れる店だ。･･･値段も･･･。
その後トローリーバスでホテルへ戻り、いつもの二次会･･･。
そして就寝･･･。

この一日は、一生忘れない1日となるだろう。