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ワルキューレは、ヒトラー暗殺計画の実話です。 私は結構好きですね。 「私は軍人だ。今まで国を守るため自分を裏切ってきた。これからは国のために戦う。」 と独裁者に従わず、ヒトラー暗殺を計画する主人公。 途中、軍の通信局が、 統帥本部側の情報をながすべきか、反逆を図る大佐・将軍側の情報を流すか 判断を迫られるシーンがあります。 恐ろしいですよね。 ひとつの体制の下、規制、流れる情報というのが、 特定の主権者によって牛耳られ、物事の善し悪しまで決まる。 体制が五分五分のときは、 みな、どちらの体制にのるべきか、 自分の立場、今後の目論見のもと、鞍替えすらしてせめぎ合う。 正直、トムクルーズ演ずる大佐には、重みが感じられず、計画のスケールの 大きさの割には、リアリティが欠けた感があります。 もう少し用意周到にすればよかったのに・・・。 謀りごとには、それなりに陣頭指揮をとれる人物がいるか、 もしくは器のある人物に加担してもらわないと、ではないでしょうか。 結局、歴史に残らなったよう、この計画は失敗に終わります。 歴史をつくるには、 信念良心だけではなく、緻密な戦略、キーパーソンの握り、 そしてやはりカリスマ性とタイミング(運)も欠かせないと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009/04/19 04:00:22 PM
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