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エビータの空 ~El cielo del otro lado~

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2009/04/19
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ワルキューレは、ヒトラー暗殺計画の実話です。

私は結構好きですね。
「私は軍人だ。今まで国を守るため自分を裏切ってきた。これからは国のために戦う。」
と独裁者に従わず、ヒトラー暗殺を計画する主人公。

途中、軍の通信局が、
統帥本部側の情報をながすべきか、反逆を図る大佐・将軍側の情報を流すか
判断を迫られるシーンがあります。

恐ろしいですよね。
ひとつの体制の下、規制、流れる情報というのが、
特定の主権者によって牛耳られ、物事の善し悪しまで決まる。

体制が五分五分のときは、
みな、どちらの体制にのるべきか、
自分の立場、今後の目論見のもと、鞍替えすらしてせめぎ合う。

正直、トムクルーズ演ずる大佐には、重みが感じられず、計画のスケールの
大きさの割には、リアリティが欠けた感があります。
もう少し用意周到にすればよかったのに・・・。
謀りごとには、それなりに陣頭指揮をとれる人物がいるか、
もしくは器のある人物に加担してもらわないと、ではないでしょうか。


結局、歴史に残らなったよう、この計画は失敗に終わります。

歴史をつくるには、
信念良心だけではなく、緻密な戦略、キーパーソンの握り、
そしてやはりカリスマ性とタイミング(運)も欠かせないと思いました。






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最終更新日  2009/04/19 04:00:22 PM
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