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エビータの空 ~El cielo del otro lado~

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2011/01/29
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カテゴリ:カテゴリ未分類

子育てについて、各国事情の情報収集。
一人目を出産してからちょうど3週間。

たまたま、その産院のスタイルだったから....というだけで
よく知りもせず、選択してきたことが多いことに気づいた。
出産・育児の世界のオプション、スタンダードはどうなのだろう
と素朴に思いました。


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例えば、添い寝。
これは、欧米では0歳児から子供別室が主流とは聞いてましたが
実際、添い寝の賛否はどうなのでしょうか。

彼(ラテン人)の家族(姉・妹)も、
添い寝なんてダメダメ!って意見なのですが、
私は出産前から、きっと授乳が大変で添い寝になるだろうな、と
予想していたので、「初めは赤ちゃんの様子を見ながら
(別室・別ベッドにするか)考えましょう」と旦那とは話してました。

実際、私たちの場合、夜中に赤ちゃんが泣いたとき、
ベッドから這い出て見に行くのがしんどいので、
今では、私たちのベッドに寝かせるのが習慣になりつつあります。

アタッチメント・ペアレンティングという言葉にあるように、
赤ちゃんの情緒安定の為に、世界的にも添い寝のメリットは評価されて
きているそうで、添い寝による事故死のリスクも、実際のところ、
独り寝より低いことがわかってきています。
(ウォーターベッドは危険と言われていますが。)
添い寝がより一般的に行われているアジアの国々でのSIDSの発生率は、
西洋の社会よりも、非常に低いというデータもあるそうです。

そして不思議なことに、
添い寝をして夜、授乳しながら寝るママは、自然と次の妊娠までの間隔が
開くそうです。何でも、授乳の間隔が確か、3~4時間のうちは排卵が起こ
りにくく、また授乳期間中は子宮が収縮するので、流産しやすいそうです。
(病院では教えてくれなかったが。)

こまめな授乳には、添い寝は理にかなっているように思います。

多分、親子別室派の背景には、
子供に、親の不可侵域を理解させる為にも、夜は別々がいい、という
考えがあるそうですが、欧米の事情として、母乳育児の率が、一時期
低かったことも、相関しているのではないでしょうか。


続いて、母乳育児か否か。

母乳のメリットとして、

情緒の安定、突然死のリスクの低下、ママの産後の回復力アップ、
母乳の成分(タウリン,DHAなど)により、
脳の発達、免疫力アップ、心筋梗塞の予防、将来の肥満率の低下

とはよく知られていますが、
出る出ないはおいておいて、実際、世界の主流はどうなのでしょうか。

フランスでは、今では「母乳育児はダサイ」「動物みたい」というのが
主流で、ミルク派が大多数だそうです。 欧米の中では、方や、
オランダでは完全母乳率が高いようですが、日本の母乳率の高さはダントツ
だそうです。

実際、日本の病院では
「頑張って母乳で育てましょう」
「ミルクはどうしても出なかった時だけに」
という感じで、ママのポリシーで母乳か、ミルクかを選択することは
あまりないように思います。

フランスはじめ、欧米では、
母親の負担が大きすぎる、授乳以外の育児、自分の仕事を楽しくエンジョイ
する為にも、ミルクが理想的、という考えのようで、
どんなママでありたいかは、ママが選択するもの、という考えのようです。

また、時代背景もあって、粉ミルク会社全盛期(1960~70年代)は
欧米を中心に、粉ミルクで育てるのがお洒落、という時代がありましたが
アメリカでは未だに、完全母乳育児は10%程度といわれています。
いまだに、一部の地域では「母乳は貧しい家庭のすること」という偏見が
あるそうです。

あと、人前で授乳するかどうかについて、国際比較も国内論も
調べてみると面白い。ヨーロッパでは、公園で授乳風景はよくあること
と聞きますが、日本では、外で授乳は、するほうも見るようも、
ちょっとためらいがありますよね。

ある人が「人前でキスしていいひとと、だめな人がいるのと同じで、
生活感丸出しでまわりを気にせず授乳するのはNGだけど、
メイクもして小綺麗なママがケープを使って授乳するのはあり」
という意見もあって、なるほどなあ、と思う。

また、ラテン人は、夫の目線として母乳育児を好まない説もあるよう。
ラテン人の妻としては気をつけないと!
まあ、女性礼賛文化の国だけに、ありえなくないですね。

産後3週間たちました。
そろそろ、フランス人ママに見習って、ママの前に私ありき、で
動物的な日々から、見てたえうる生活にシフトチェンジします!









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最終更新日  2011/01/30 01:37:21 AM
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