エビータの空 ～El cielo del otro lado～

震災から２ヶ月たちました。

３月の下旬から、旦那の国、アルゼンチンに家族できています。
娘も早いもので４ヶ月になりました。
ラプラタに到着した週は、あちこちから日本の状況について
取材の嵐で、旦那と私と娘で、新聞に写真が載るほどでした。

建築中の家は、配水とキッチンが仕上がってきましたが、
まだまだ完成には時間がかかりそうで、
隣の、旦那の妹夫婦の家に再び居候中です。

この年にもなって、居候とは申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが
旦那は日中は仕事で不在、
自分もモンスターのような乳飲み子の相手でいっぱいいっぱいで、
日本に帰りたい気持ちをおさえながら、日々過ごしています。

ラプラタと呼ばれるこのエリアは、半年前に比べ、
格段に景気と治安がよくなり、来て驚きました。
「ラプラタ」のロゴの入った制服を来た人が、こまめに街を清掃して
いて、ワシントンDCにならってつくられた街が、ますます綺麗になって
きました。

とはいえ、車中心のところなので、免許がないことにはなかなか不便
なのですが、日中、ベビーカーを押して、近所を散歩にいくことも
できるようになりました。近くのカルネリア（お肉屋さん）や、
ベルデュレリア（八百屋さん）でも、一人で買い物できるようになり
ました。ここでは、お肉もパンもKg単位売り。
お肉の部位やチーズの種類も、だいぶ覚えてきました。
残念ながら、ここの魚は鮮度があまりよくなく、チーズや生クリームで
調理する方法が匂いとしては無難です。

ベビーがおとなしいときは、私も料理をかって出たいのですが、
私が台所に立つと、ベビーがギャン泣きするし
妹夫婦の子供が食べ物の趣向がうるさい質なので、
ここでは恥を忍んで食べる役に徹しています。
旦那不在で、私一人、妹夫婦家族で、
毎食（といっても昼と夜ですが）ご飯をいただくのは、
申し訳なさすぎて結構切ないです。。

旦那がいる週末は二人でご飯をつくったり買い物に行けるので、
ほっとします。でも、大概、１週間の疲れ（授乳してるだけですが）で
寝込みたいほど疲れてます。。。

週末には、車で郊外のカルフールやウォルマートに行きます。
みな、手押しカゴ溢れるほど買い物しています。
月１で来る人が多いのか、月２で来る人が多いのかわかりませんが、
だいたい、換算して２万円強は落としていると思います。
子供用品は、日本より若干価格は高いですが、クオリティは意外と
いいです。　オムツはパンパースがメジャーですが、他のメーカーも
遜色ありませんでした。ここでも少子化で一人っ子が多く、また、
子供にはかわいいものを着せたいという思いは日本より強いようで、
高いものも、意外と売れています。

アルゼンチン全体として景気は好調で、2011年３月度の自動車販売台数は
過去最高を記録しました。フィアットやルノーのコンパクトカーが人気です。
街中、新車が一気に増えてきていて、驚きました。
欧米系の車メーカーは、アルゼンチンに生産工場を持っているので、
修理やパーツの調達もしやすいようで、ホンダや日産より、シェアが一気に
増えてきています。自動車販売については、景気の上昇の他に、
financeの仕組みの変化で、分割払いが浸透してきているようです。
外資系ディーラーの熱意と、国としても南米一の車輸出国として、
自動車産業への熱を感じます。
失業率の低下がこのまま維持できれば、この景気も本物になるでしょう。

日本の皆さんの頑張りに負けぬよう、アルゼンチンの景気に負けぬよう
子育て、スペイン語の勉強の他、
少しずつ、社会復帰を目指していきたいと思ってます。