錦織と森田、推薦出場決まる=将来性など考慮-北京五輪テニス
6月28日21時31分配信 時事通信
≪再送:五輪=男子テニスの錦織が北京切符を獲得、国際テニス連盟推薦枠で≫
【ウィンブルドン(英国)28日時事】国際テニス連盟(ITF)が地域性などを考慮して選ぶ北京五輪シングルスの推薦枠で、ともに18歳の男子の錦織圭(ソニー)と女子の森田あゆみ(キヤノン)が28日、選出された。ITFが各国協会に通知した。
日本男子が、五輪のシングルスに出場するのは1996年アトランタ五輪の松岡修造以来。森田は、ダブルスの杉山愛(ワコール)のパートナーとして、既に参加が決まっていた。ともに五輪は初出場。
錦織は6月9日付けの世界ランク113位で、推薦枠の候補にも入っていなかったが、ITFの技術代表を務める日本テニス協会の川廷栄一副会長によると、「将来を嘱望されていることと、今年に入っての活躍が認められた」とし、出場権が与えられた。森田は、出場選手の総数を抑える配慮から、ダブルス出場権を持つ選手にシングルスの出場権を与える枠があり、適用された。
錦織は、昨年10月にプロ転向し、今年2月にツアー初優勝を果たした期待の新鋭。開催中のウィンブルドン選手権には、日本男子最年少での4大大会初出場を果たした。 |