値上げに負けないための節約生活

ヤフーニュースのビジネス記事カテゴリーにて、「4月から値上げの保険、駆け込み加入は必要？」という記事を読みました。

主な内容はといいますと・・

経済ジャーナリストの荻原博子さんによると・・

かんぽ生命が、終身保険や学資保険の保険料を4月の契約から値上げします。かんぽ生命だけでなく、4月から保険料を上げる生命保険会社はいくつかあります。日銀の「マイナス金利」のために運用環境が悪化し、今までのような運用利回りを出すことができなくなったからです。

だとしたら、値上げする前の3月中に駆け込みで加入しておいたほうがいいのか。答えは、ノーです。
なぜなら、そもそも現状も、貯蓄性の高い保険にはメリットがないから。

例えば、今年1月に生まれた男の子が、かんぽ生命で18歳まで保険料をかけ続けて18歳に100万円もらえる学資保険に加入したとします。親の年齢は32歳。この場合、月々の保険料は4670円で、18歳までの払込総額は100万8720万円になります。

つまり、約101万円支払って、満期にもらう額は100万円ということですから、貯金と考えるとマイナス貯金です。

もちろん、全期前納という一度に保険料を払い込む方法なら、97万9076円支払えば100万円もらえますが、18年後に約2万900円増えて戻ってきますが、18年という年月で考えると利回りはわずか。その間少しでもインフレになっていすると、実質目減りすることになります。

もちろん保険ですから、子供が亡くなれば保険金が出ますが、少しばかりのお金をもらっても悲しい。また、最近は18歳までは入院無料などという自治体も出てきているので、保険として有効かといえば疑問です。

実は、どの保険も状況は似たり寄ったり。ですから、生命保険の保険料が上がるからといって、急いで駆け込み加入する必要はないでしょう。


「4月から値上げの保険、駆け込み加入は必要？」という記事の感想です。
かんぽ生命の学資保険は、貯金として考えるのではなく、保険として考えるということなんですね。
今回の記事の中で一番印象に残ったのは、最後の文章の「実は、どの保険も状況は似たり寄ったり。ですから、生命保険の保険料が上がるからといって、急いで駆け込み加入する必要はないでしょう」です。
しっかりと頭に入れていこうと思います。

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