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カテゴリ:商品知識
ヤフーニュースの雑誌記事カテゴリーにて、「ポイント窃盗団から2万4600ポイント奪還までの顛末」という記事を読みました。
主な内容はといいますと・・ 女性セブンデスク・Wは毎朝、仕事前に会社近くのドトールコーヒーで1杯のコーヒーを飲むのが日課となっている。その日もいつものようにコーヒーの代金とともにTポイントカードを提示。 おつりとともに手渡されたレシートに、ふと目を向けると愕然とした。これまで長い年月をかけて、コツコツと貯めてきた2万4600円分のTポイントが忽然と消えていた。 しばらく呆然としていたものの消えたポイントの行方を追うべく、スマホのTポイントアプリの「ポイント履歴」をチェック。すると、2週間前にオークションサイト「ヤフオク!」で2万4600円のアロマオイルランプセットがTポイントを利用して購入された形跡があった。まったく身に覚えのない取引が行われていたのだ。 元ハッカーでネットセキュリティーに詳しい石川英治氏によると・・ 「近年、不正に入手した他人のIDとパスワードを使って、各種ポイントが盗まれる事件が多発。この犯人はネット界で『ポイント窃盗団』と呼ばれています」 利用者が所有ポイントを把握していなかったり、少額のために申告しなかったりするケースも少なくなく、大々的に報じられず、表面化されない事例もある。泣き寝入りする被害者も少なくない。 では、貯めたポイントは盗まれてしまったら諦めるしかないのだろうか。女性セブンデスク・Wのポイント泥棒の被害を知った女性セブン編集長は、Wを呼び出し、こう命じた。 「同じように涙をのんだ読者は多いはず。お前は盗まれたポイントを必ず奪還して、読者のために体験談を記事にするんだ!」 こうして“編集長命令”によって始まった「奪還大作戦」。とはいえ、まず何から始めていいのかがわからない。そこでポイント問題に詳しい森・濱田松本法律事務所の増島雅和弁護士に相談した。 「ポイントは買い物に付随する“おまけ”という位置づけですが、お金と同様に使用できるので“財産的価値”が認められる。『電子計算機使用詐欺』という犯罪にあたる可能性があります。警察に相談してみるのが近道ではないでしょうか」 増島弁護士のアドバイスを参考にWが連絡したのは「警視庁サイバー犯罪対策課」だ。 身に覚えのないTポイントの利用があった。被害届を出すことはできるのか? 「被害届は所轄の警察署に出すことになりますが、所轄にはサイバー犯罪に詳しい人がいない場合が多い。ポイントは、お金ではないので窃盗では被害届が受理されない可能性が高く、そうなると不正アクセスの被害に遭ったと届けを出すことになるのですが、立証が難しいですね」 どうすればポイントを取り戻すことができるのか? 「ヤフオク!に不正アクセスされて使用されたということであれば、Tポイントの運営会社ではなく、ヤフーに連絡してみてはどうでしょう?」 ネットトラブルに詳しい一般社団法人ECネットワーク理事・原田由里さんも言う。 「まずはポイントの発行元に連絡しましょう。発行元はポイントが不正に使用された経緯の調査ができるため、対応してくれる可能性がある」 Wは警視庁や原田さんのアドバイスに従って、ヤフーに連絡しようとHPで電話番号を探した。だが、メールによる問い合わせフォームしか見つからない。近年、ネット関連企業は問い合わせがメールのみの場合が多い。 正直、電話ではなく、メールで問い合わせと聞いただけで煩わしさを感じ、断念するケースも少なくないだろう。 だが、今回は多少面倒くさくとも諦めるわけにはいかない。だって編集長のカミナリが落ちたら一大事だから…。 被害状況を問い合わせフォームに記載して、メールを送信。だが、その後、待てど暮らせど返信がない。連絡がないことへのイライラは募るばかりで、電話で話すことができれば一瞬なのに、と思わずにはいられなかった。しかし、これはWの取材不足が原因だった。 「電話による相談窓口は必ずあります。特定商法の決まりで、サポートセンターの番号は『規約』に必ず記載しなければならない。まずは規約を見てみましょう」(石川氏) この情報を知らぬまま、問い合わせから3週間が過ぎ、しびれを切らせて再度問い合わせフォームからメールを送ると、今度は即座に返信が! 以下はその内容だ。 《お心あたりのない利用であるとご連絡いただいたポイントのお見舞いについても検討させていただいているため、お取引の内容などについて慎重に確認を実施させていただきたく存じます。お時間をいただいており誠に恐れ入りますが、確認完了後にメールにてあらためてご案内させていただきますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます》 なんと調査の後に、ポイントの返還についても検討しているという思いもかけない内容だった。正直、諦めかけていただけに期待に胸が弾んだ。 Wがヤフーに問い合わせをしてから約1か月が経った。 《第三者によるものと見受けられる不正アクセスおよびポイント利用が確認されました。(中略)今回に限り以下の通り利用されたポイントをお見舞いとして進呈させていただくことになりました》 パスワードの再設定など、いくつかの条件とともに約1か月後にポイントが返ってくることとなった。時間も手間もかかったが、ついに“悲願”を達成したのだった。Tポイントプログラムを運営するCCCの広報がこう語る。 「お客様から連絡があり、不正があったと判断した場合、ポイントをお返しすることがあります。不正の有無の判断は、ご報告の内容に基づいた調査の結果によります。被害を受けた場合、まずはコールセンターかお問い合わせフォームにご連絡ください」 ネットトラブルに詳しいITジャーナリスト・坂本翔氏もこう続ける。 「Tポイントや楽天のような大きな企業ほど、ユーザーを大切にしているため、きちんと対応してくれるケースが多い。諦めずに問い合わせをしてみることが重要です」 「ポイント窃盗団から2万4600ポイント奪還までの顛末」という記事の感想です。 ある日突然、貯めていたポイントがなくなっている・・他人事じゃないと思いました。 IDとパスワードの自己管理はもちろんのこと、電子マネー・ポイントカード・クレジットカードを盗難や紛失しないように気をつけます。 人気ブログランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年03月29日 09時41分55秒
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