銀行員にお金の相談をするのはカモネギ
ヤフーニュースのビジネスカテゴリーにて、「銀行員におカネの相談をするのはカモネギだ」という記事を読みました。主な内容はといいますと・・銀行の窓口で「資産運用のことは詳しくないので、どうやって運用すれば良いのか教えて下さい」などと言ってしまう人になっていませんか?これは、「私はよく分かっていないので、お勧めどおり何でも購入します。手数料が高い商品でも構いません」と、自ら宣言し、営業担当者を喜ばせていることに、まるで気がついていません。こういう人は銀行員にとっては、最高のお客様です。まさに「カモネギだ!」となってしまうのです。パソコンや家電製品など、ちょっと大きな買い物をするときは、インターネットで性能や価格を調べて、複数の製品、複数のお店を比較検討しますよね。それなのに、どうして金融商品を購入する際は、何も調べずに比較もせずに「お任せします」と言ってしまうのでしょうか。例えば、2000万円の退職金を運用する場合、パソコンを買う時とは比較にならない大金を払って何かを買おうとするわけです。それに伴う手数料も何十万円となります。自分では何も調べず、しかも「内容がよく分からないから」、あるいは「感じが良いから」とか「誠実そうだから」という理由で、営業担当者にすべてお任せなんて、本来ならあり得ない話です。営業担当者は、お客様の興味や関心を引きつけられるように、商品のメリットや魅力をどのように伝えたらよいか常に意識して、情報収集しています。特に、営業経験の少ない担当者は、ロールプレイングと言ってお客様役と銀行員役に分かれて、営業手法のシミュレーション訓練を行い、セールストークを頭にたたき込まれています。つまり、初心者が気になりそうな想定質問に対しては、きちんとそれらしい回答を準備しておくのです。ロールプレイングによって、イメージどおりの会話を展開することが可能になり、経験の少ない新人営業担当者でも簡単に運用商品を売ることができます。つまり、理論武装がなされているのですね。したがって、銀行の営業担当者からすれば、イメージどおりに営業トークを展開できる何もわかっていないお客様は、まさに「カモネギだ!」となってしまいます。金融商品について知識不足で投資経験も少ないと、リスクやコスト、デメリットなどに気付かず、突っ込んだ質問もできないため、主導権を渡すことになってしまうということです。「カモネギだ!」と思われないようにするには?」多少面倒だと思っても、まずは自分で書籍やインターネットなどで事前に情報収集をし、「こういう商品が欲しい!」と具体的にリクエストするような、“注文の多いお客様”になることです。金融商品を見極める「5つのチェックポイント」 その一、元本割れの可能性はあるのかその二、想定される最大損失額(例えばリーマンショックのような経済危機が発生した場合、どの位損する可能性があるのか)その三、コスト(間接的に負担するものも含める)その四、流動性(いつでも解約できるのか、解約するのに手数料はかからないか)その五、過去の実績(参考程度に)そして、これらが明確に理解できない場合には、投資しなければ良いのです。無理に複雑な商品を理解する必要はありません。複雑な金融商品はリスクの所在も分かりにくく、コストが割高なことが多いからです。資産運用は自分の人生にかかわることです。金融機関の営業担当者は転勤も多く、10年20年先まで責任を持ってサポートしてくれるわけではありません。他人任せにせず、自分で調べて、理解してから始めるなど、主体的に取り組みましょう。「銀行員におカネの相談をするのはカモネギだ」という記事」の感想です。今回の記事の中で一番印象に残ったのは、「自分では何も調べず、しかも「内容がよく分からないから」、あるいは「感じが良いから」とか「誠実そうだから」という理由で、営業担当者にすべてお任せなんて、本来ならあり得ない話です」です。これは、資産運用だけの話じゃなくて、普通の買い物などの他のことにもあてはまりそうだと思いました。気を付けたいと思います。人気ブログランキングに登録しています。よかったら、よろしくお願いします(^^)人気blogランキングへ【ふるさと納税】都城産宮崎牛モモウデ焼肉(黒たれつき)