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カテゴリ:中村美香子(さんさんぷろじぇくと)
先週日曜日のタウンミーティング、ありがとうございました!
もう、このブログはすでにTMから離陸しているのだけど、言及せずにはおれません~ 質問させていただく側とはいえ、前に出るってのはどんなもんかいなと冷や汗ものでしたが。もともと声が小さくて押しだしもよくなく、加えて何かをまとめて話すことが苦手なもので、みんなに聞こえなかったり、しどろもどろになってワケわかんないこと言い出したら最悪だ・・・とか心配していましたが、なんとかなったかな?だといいけど。 でもやはり、前に出る側としてやる!というのも、本気で考える・取り組むきっかけになって、とてもいいこと。そんな機会を与えていただいて、4つ葉の皆さん、ありがとう。 というか、それがなきゃー、今回私が質問させてもらった理由の、「たまたま今保育所にコドモ預けてるワーキングマザー」で終わってしまう。 4つ葉のみんなに、大日向先生に、高山先生に、義本さんに、会場の方に、 投げてもらったボールを投げ返さなきゃね。 保育の現場が疲れている。質の確保が難しくなっている。 私にできることはなんだろう? とりあえず、幸いなことに、私には通ってる保育所があり、しかも民営化という局面を迎えている。できることがあるはずだ。 昨日も民営化についての、自治体からの説明会。9時半に保育所集合。コドモは、4歳児は祖父母にあずけ、3歳児は一緒に行くと言い張るので(保育所では保育が確保されている)、雨の中歩き始めたものの、ずっと一緒にいられないと聞いて「帰るう・・・」と、家へUターンし、祖父母に一緒にあずける。 午後はまた2時から保護者だけで集まり、最終的に自治体に提示する保護者の会の要望案について内容を固める。5時まで。 ふー、これだけ聞いても、「よっ、お疲れさん!」な感じでしょ。 萩原久美子さんの「迷走する両立支援」の文中、「働く親は住民参加で過労死よ。職場で働いて、家で働いて、地域で働いて・・・」という「NPOで働く彼女」のことばに、深くうなずいちゃう。 もちろん、だから地域で働くのはごめんだ、じゃなくて。 それだけの余裕が求められるということだ。それが理想。 ・・・昨日、その保護者の集まりで、私は2点、強く主張した。 ひとつは、新卒の人の比率について。 目下、私たちは、民営化を担う事業者の募集要項にどんな要件を入れるよう要望するかを決めてるのだけど、 先行して民営化した、私たちの自治体の公立保育園では、新卒の保育士の割合が、民営化後でだいたいどこも3分の1となっていた。どーも、このへんが自治体としても許容範囲なのかもしれない。 また、昨日の説明会の資料では、新設の民間立保育園では、半分ぐらいが新卒者というデータが示された。 で、大きな問題は生じていないし、年齢構成のベストバランスは個人個人の資質によっても違ってくるのでいちがいにはいえないし、これを募集要項でハードルとして設けると、優良な事業者が募集してこない可能性がある、だから募集要項に新卒の割合を、たとえばクラスあたり一人にしろ、というような条件は入れられない、というのが自治体の説明だった。 まあ、募集要項に入れなくても、自治体職員も選定委員会も、おそらく、3分の1ラインは守るよう、選定してはくれるだろう。これだけやいやい言ってるのに、過去の例よりもたくさんの新卒者割合だったら、ケツレツするもんね。 だけどね。他んとこもそうだから、それでいいや、でいいのかな? 保護者の中には保育士もいて、「いやーきびしいよ。3分の1じゃー・・・」と言ってるというのに。 要望を聞く、聞くというのだけど、ムリなことはあっさり「ごめんして。」それに対して保護者のほうも、「まー区の人もあれが限界かなー」と慮ってしまう。でもさ、遣うべき気、ココロはそこじゃないよ。 新卒が憎いわけじゃない。新卒の人だってツライと思うんだもん。いきなり民営化後の保育所でそんな体制では、きちんと育ててももらえない。もちろん育てる側だってツライ。そしてそのツラさは、こどもたちに、何らかの影響を与えるかもしれない。キレツが走ったら、事故だってありうる。 特に、高山先生が言ってたように、その新卒の保育士が、実務者じゃない先生の講義だけを受けて養成されてきたとしたら、どうだ?これ、保護者の集まりで言ってみました。 3分の1という比率は、「もーそんなことありえないって。ウルサイ親だよなー・・・」といわれる比率ではないと思うのだが、どうだろう?(高山先生、教えて!) きのう、「じゃー、ま、いっかー・・・」と後退しかけた保護者の会で、「いやまて」と今のような主張をした。 でも、私はそっからどーしよう、があんまり考えられないコマッタちゃんなのだが、そっから、保護者の会では、これを提案してみよう、という内容が出て、よしそれでいこうということになった。つまり、募集要項にハードルを設けても、やれる事業者は限られている、ということなら、実質的に新卒がそんな割合にならなくても事業者がやれる方法が何かないかと考えたのだ。もちろん、時期を延ばしたり自治体からさらなる出費は必要かもしれないが、ただただハナシが平行線というのよりは展開がある。 もうひとつは、保育士の労働条件とワークライフバランス。 労働条件についての言及はほかの保護者からもあったが、ワークライフバランスまでいう親はそうはいないぞ。えっへん。 事業者選定の過程では、選定基準というのがあって、募集要項がハードルなら、こっちはモノサシだ。ここにも保護者の要望をとりいれてはもらえる。 選定基準では、職員の労働条件は結構多くの項目でとりいれてもらっている。というか、もともと入っているのだろう。 私としては、募集要項のほうにも、抽象的なことばでいいから、働き続けられる職場の体制とワークライフバランスの確保に努めている事業者。というひとことを入れてほしいのだ。 募集要項の要件というのは、スタンスを表明することになるから。 民営化というのは必ず、長時間延長保育、休日保育、産休明け保育などなどとセット販売だ。そんなにいろいろできるの?とこっちが心配してしまう。 だからこそ、募集要項に入れたい。親は心配してるんだよ、って自治体にも伝わってほしい。あれもこれもやってほしい、ばっかりじゃなくて、それがあったうえでのことだよ、ということで。 ここでも、高山先生のハナシをもちだして、保育士の先生たちは疲れてるらしいよ!と吹き込んでおいた。親が厳しい、その親育ても担う、物理的に手間のかかる子どもも増えてる、社会から期待されることも高度になってきて・・・と、拝借して。 ちょっと目線の高い要望案、つくってやる!見てろよー(と、なぜか交戦モード) しかしこの要望案、明日までにつくんないと。わーん今晩寝られないよー(と、わりと弱気) でも、ここは、お母さんのそこぢから(うちのおとーさんもつくります)出して、パッチで(関西人ならわかる)がんばります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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