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カテゴリ:當間紀子(子ども幸せ研究所)
こんにちは、當間です。
「日本の女がしっかりしていないから 首相が辞めちゃうのよ!!」 杉山さんが書いた台詞を、 たまたま電話をかけてきた母に伝えました。 「そうね! そのとおりだわ!」 と電話の向こうで大きくうなずきつつ、 「でも頑張ると、私、また体調崩しちゃうし」 と気弱な物言い。 (朗読ボランティアの仕事で根を詰めすぎて 体調を崩したばかりなんです) いやいや、誰もあなたに頑張れとは言ってない(苦笑)。 でも、こういう反応のよさが 昭和ひとケタ生まれの母たち世代の 好感が持てるところです。 これまでの人生の中で、 飲み込むしかなかった思いや言葉が、たくさんあるはず。 その中に、「女がしっかりしなきゃ」という思いだって、 当然あっただろうし、 「ったく、男がしっかりしてないから!」って 頑張ってきたところもあったんだよね。 だから、自分たちが思っていたことを誰かが口に出せば 即座に反応する。 * * * * * 7月に、腹腔鏡手術のために入院して、 入院期間がずいぶん短くなっていることを痛感しました。 開腹手術なら2週間、腹腔鏡手術では1週間 と訊いていたのですが、 どちらも入院期間は1週間足らずという病院が 増えているようです。 お産の入院も、かつては普通分娩で 産後1週間だったのが、3、4日間にショートカット、 帝王切開でも、かつては2週間だったのが 今では1週間と訊いて、 わが子はNICU入院中で、 身ひとつでも辛かった自分のときのことを思い出し、 退院後の生活は大丈夫なの?と不安になってしまいます。 きょうこさんが日記で書いていた、 産後ケアセンターのマクロ化は 産後ケアの重要性が認められてのこと。 入院期間の短期化の一方で、 宿泊を伴った専門施設や産後の訪問事業が 広がっていくといいなあ。 でも、その前に、お産ができる場所が減っている事実。 少し前、福島県立大野病院事件の判決に絡めて、 地元大田区の逼迫した状況について書きました。 9月20日に、大田区の三つの医師会主催、大田区共催で お産に関する講演会を行うのだそうです。 ずばり、こんなタイトル。 「安心してお産ができる大田区を目指して」 お産難民にならないために mixiの日記に書いたら、 マイミクさんが、自分のブログでも取り上げてくれました。 ひとりでも多くの方が参加してくださるといいな。 「愛育ねっと」でタウンミーティング報告記事を確認しながら、 解説コーナーで紹介されていた記事、 「みんなが安心できるお産を目指して─役割分担と協調─」 が目に飛び込んできて、チェックしてしまいました。 日本医療学会が主催して行われた市民シンポジウムの 報告記事です。 これからの産科医療システムの改善策について、 医療者の立場からの提案だけでなく、 会場アンケート調査結果も掲載されていて、 それらをもとに、今後の課題とキーワードを示しています。 妊婦検診の自治体による補助が、これまでの2回から5回、 多いところでは14回に増やされ、 出産費用についても全額給付する仕組みについて 検討されようとしている中で、 産む場所はどうすんのよ! と、やきもきしていたんだけれど、 こういう記事を読むと、 医療者も市民も、一緒になって 安心できるお産環境の実現に向かって、 何かアクションを起せるといいなあ 私にもできることあるかな? という思いが強くなってきます。 * * * * * 福島県立大野病院事件については、 8月29日検察側が控訴を取り下げ、 被告となった医師の無罪が確定しました。 8月20日の第一審判決後、医療者などで結成された 「周産期医療の崩壊をくい止める会」では署名活動を行い、 8月28日に署名と意見書を法務関係者に送付しました。 集まった6873名の署名のうち 1571名が非医療従事者からのものでした。 冒頭で気弱な発言をしていた母は、 「お産の場所をなくすなー!って、 署名活動でもやんなさいよ」 と、しきりにたきつけるのです(苦笑)。 母は大田区民じゃないし、一緒にやろうとは言えないなあ。 署名もいいけど、まずは講演会かな。 会場にどんな人が集まるんだろう。 でもね、同じ日、同じ時間帯に 未熟児フォローアップの会主催のイベントがあって、 そちらのお手伝いをすることになっているんです。 どなたか、私の代わりに講演会を聴きに行って、 詳細を教えてくださる方はいらっしゃいませんか? (かなり情けない終わり方だ。とほほ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 3, 2008 10:07:07 PM
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