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September 22, 2008
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 中村美香子です。

 この間から、異国の子育てに関する本をすこしずつ読んでいる。

 「世界一ぜいたくな子育て」(長坂道子、光文社)は、主に各国の母乳育児についてのスタンスが、国により世代によりいろいろだってことが書いてある。

 「パリの女は産んでいる」(中島さおり、ポプラ社)は、まだ読みかけだけど、フランス人のいまどきな子育てライフスタイルや女の生き方全般について、彼らがどう考えているか、日本人である筆者(この人も結構おもしろそう)にどう映ったか、が描写されている。

 こういうの読むと、肩の力が抜けまっせ~
 ま、子育て支援ギョウカイではあったりまえに読まれている本だろうとは思うけど。そんなに新しい本じゃないし。

 上の子のときに必死だった母乳育児。下の子のときにはずいぶんチカラも抜けていたから、そこでまず、「アタシの信念ってやつも決して不変の確固たるもんではないんだわ。でも別にやってけるんだ」って、無常観をあらたにしたものだけど、異国の事情を読むとさらに、

 それは、単に、「どうしたいか。」っていうもので、
 「こうあるべき。」ってものではないんだなあと、

思えてくる。

 自分の信念を、もういちど、単なる自分のこだわりや希望に置き換えてみることで、どこまでそれを主張したいと思うか、広めたいと思うか、相手を動かしたいと思うか、がまたすこし違って見えてくるのだ。

 パリの女と日本の女とで圧倒的に違うことのひとつは、赤ちゃんの頃からコドモを預けて自分の時間をとることに、ハハや周囲の人々がどう考えるかだろうと思うけど、

 何を読んでもパリの(フランスの)女たちは、一時保育を行政かベビーシッターかはともかくとして、よく使う。夫とのデートのために、美容院に行くために、おけいこごとをするために、産後のカラダを回復させる治療を受ける(セックスが従来どおり楽しくできるからだを維持するためなんだぞよ。)ために。ということが書いてある。母乳育児も、バストのかたちが崩れるからいやだ、という考え方が結構あるのだそうだ。

 ほらね。今これ読んでても、人によって反応は違うだろうな。「ステキ!そんなのあり?」という人も、「そこまで自分のことばっかり考えたいとは思わないわ」という人も、いるだろう。項目別にすれば、きっとほんとにいろいろだ。

 今私たちがやっている子育てライフスタイルは、日本の、私たちの、行動の底に横たわっている感覚や、自分でアタマで考えた考え方や、どっちもあると思うけど、そんなようなものにすごく規定されている。

 コドモが産まれたら母乳がいちばん。仲良かったオットとは時間と考えてることがすれちがい、前とは関係が悪くなっちゃう。っていうか帰ってこないもん。セックスだってすごく減った。でも、基本的に、どっか外の男性とどうかなっちゃおうかということは考えてない。だってコドモがいる人生で、離婚してまたそっちとくっつくとかってのは普通やらないもん。

・・・このフレーズのいずれもが、「まーったく違うこと考えてる人たちもいる」んだってことに気づくと、自分が選んでやっているのはどれなのか、考え始めてしまうよね。


こういう暮らしがしたいよねー。
というイメージがあって、

それを実現するにはどういう制度にしたらいいかねー
という考察と議論があって、

で、制度ができあがっていくのだと思います。

それが「考える女」の思考プロセスだと、思います。



と、杉山さんが書いてたけど、ほんとそのとおり。
っていうか、「こうしたいの!」って言ったもん勝ち。
っていうか、言わないと、ここまで蓄積した無意識・有意識の「カルチャー」は変わるわけがない。
っていうか、正しいのは何か、ってさがすんじゃなくて、どうしたいのか、ってことをもっともっと自由にくっちゃべっていいのよ。

育児休暇から職場に復帰したとき、「いやー家にいるよりこっちのほうがいいわー」ってハナシが、私は誰彼にしても平気、ではなかった。

わかってくれそーな人にしか言わなかった。

でも、そういうのはやっぱりおバカでイケてないスタンスだよね。


民営化も同じだ。

昨日、ひとつ、ヤマを崩した。

自治体が「絶対やらない」と当初言ってたことを、やってくれることになったのだ。
選定の結果に納得したいからその材料をよこせ。と言ってたのだけど、(もうすこし自治体がきちんと回答してから詳しく書きますね)それはできないってずっと言ってたのだけど、「しかし保護者の方がそれを確認したいという気持ちももっともだということで、やることにしました」と言ってくれた。

うやむやにはしないの。これが知りたいの。親として。この問題にたずさわった者として。

そういう考え方が、カルチャーが、動かしたんだと思う。
こういう事例をきちんと積み重ねて共有できれば、全国の民営化のプロセスが変わっていくのかもしれない。

女が仕事するのだって、前は考えられないことだったのよ。

民営化の時にはちゃんとこういうプロセス踏むのがスタンダードなのよ。
コドモができてからも、女が、「愛の交歓」をし、自分を大切にし、生きたいように生きるのがスタンダードなのよ。

ほらね、なーんも違わないでしょー。

さて、今日も、「生きたいように」生きようっと。








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Last updated  September 22, 2008 07:32:46 AM
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