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October 1, 2008
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こんにちは、當間です。

なんだか国の内外が大きく揺れているようで
落ち着かない気分にさせられる報道が続いていますね。

あっという間に10月。
しかも寒いっ。
思わずセーターを引っ張り出してきてしまいました。

月曜日、今日と同じように雨の降る肌寒い夜、
P研(保育者の専門性研究会)の勉強会に参加、
4つ葉プロジェクトのパンフレットを
配らせていただきました。

熱いこころをお持ちの保育者のみなさま、
どうぞよろしくお願い申し上げます。

このブログでもおなじみのゼミ長の今井さん、
世話人の山田麗子さん、木村明子さん、
どうもありがとうございました。

勉強会での話題提供者は、
ネパールの子どもたちの瞳の輝きに魅せられ、
仕事を辞めて現地に飛び込んでいった元保育士
桜井ひろ子さんでした。

この日は、勉強会の前におとなの読書会に出席。

おとなの読書会と言っても児童文学を読むのが目的で、
目下のところは、この春に逝去なさった
石井桃子さんの作品を取り上げています。

この日の課題図書は「クマのプーさん」(岩波書店)。
石井桃子さんが、元首相の犬養毅氏のお孫さんたちに
読んで聞かせたのをきっかけに翻訳、
日本に紹介された物語です。

といっても、多くの方には
ディズニーの「クマのプーさん」のほうが
おなじみかもしれませんね。

雑誌のコラムニスト、劇作家として活躍していた
A. A. ミルンが、わが子クリストファー・ロビンと
彼の部屋のぬいぐるみたちを
主人公に語り始めるところから始まる、このお話は、

言葉を覚え始め、自分の世界を自分の目と足で広げ始めた
子どもの視点で書かれています。

プーさんはクリストファー・ロビンの
お気に入りのぬいぐるみ。
夜、寝る前になると、
クリストファー・ロビンに連れられて、
居間へ降りてきます。

物語の冒頭、クリストファー・ロビンが
お話をねだります。

「お話はどうかな?」と、クリストファー・ロビンがいいました。
「お話がどうしたって?」と、わたしがききました。
「すみませんけど、おとうさん、プーにひとつしてやってくれない?」
「してやろうかな。」と、わたしはいいました。「プーはどんなお話がすきだっけね?」
「じぶんが出てくるお話。プーって、そんなクマなんだよ。」
「なるほど。」
「だから、すみませんけど。」
「じゃ、やってみようかね。」
というようなわけで、わたしはやってみました。

(「クマのプーさん全集」より抜粋)


いかにもイギリス。
おとうさんにお話をねだるときにも、
「すみませんけど」と紳士的振る舞い。

でも、いかにも子どもらしいおねだりの仕方で、
思わずこちらのほおが緩んでしまいます。

作中に出て来るプーさんの歌が素敵で、
子どもの頃に何でも歌にして歌ってしまった記憶が
蘇ります。
たとえば……。

頭のわるいクマのうたえる

晴れてあつい月曜日、
ぼくは、しみじみかんがえる
「なにがどれで、どれがなにか
 というのは、ほんとうか、またうそか」

雪あられふる火曜日に
思いは、つもるぼくのむね
これがあれか、あれがこれか
それをだァれも知らないゆえに
……

(「クマのプーさん全集」より抜粋)


「なにがどれで、どれがなにか
 というのは、ほんとうか、またうそか」

なんて、まるで哲学者みたい。

翻訳ですから、読みながら
この言葉、原文ではどのようになっているんだろう?
と知りたくなる部分がたくさん出てきます。

そこは会場が絵本屋さんだということもあり、
お店の書棚から原書が持ち出され、
ひとつひとつ確認していきます。

確認しては、訳した石井さんの感性やセンスに
ますます感動してしまいます。

クマのプーさんとその仲間たちは、
現在、ニューヨーク公共図書館にひっそりと展示されており、
ニューヨークに住んでいたメンバーのひとりが
ポスターとカードを持ってきてくれました。

さらに、プーさんのデザインとは少し違うけれど、
いくつかのテディベアも持ち込まれました。

やっていることは、極めておとなチックだけれど、
きゃあきゃあ言っているので、
知らない人が見たら、

いい歳をしたおばさんたちが何をそんなに
女子高校生のように騒いでいるのか?

といぶかしく思うでしょう。(苦笑)

まあ、そんな会で子どもの世界にどっぷり浸ったあとに、
ネパールで暮らす子どもたちの話をお聞きする。

いい一日だったなあ。

とまあ、まったく偶然なのですが、
このように読んでいた本の内容とリンクする出来事があったり、
ちょうど考えていたことに呼応するような
活動をしている方に出会ったりと、

さまざまなものやこと、人とつながりながら、
日々が過ぎていきます。

そういえば、昨夜のNHK総合「爆問学問」でも、
最近気になるテーマのひとつとして読んでいた
「反貧困」(湯浅誠・著/岩波新書)や
「軋む社会」(本田由紀・著/勁草書房・刊)と
リンクする内容が語られていましたっけ。

タイトルが「愛の政治学」。
(姜尚中さん、声も素敵だった!)

海の向こうで金融不安に巻き込まれた
友人家族の行く末を気にかけていることも、
世の中と私をつなげていることのひとつ、
と言えるのかな。





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Last updated  October 1, 2008 01:50:07 PM
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