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October 8, 2008
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こんにちは、當間です。

こんにゃく入りゼリーを
のどに詰まらせる事故がもとで、
メーカーのひとつが
こんにゃく入りゼリーの製造中止を発表しました。

ひとくちサイズのカップ入りで、
その食べやすさと食感、
こんにゃくという素材でできていることから、
スタイルを気にする女性を中心に
とても人気のある食品のひとつです。

私の周りにも、ファンがたくさんいます。

事故の被害者は幼児と高齢者に集中しており、
昨年は小学生による事故も報告されています。

食べ物をのどに詰まらせる事故の原因には、
こんにゃく入りゼリー以外に、
餅、ご飯、パン、ナッツ類、飴玉など、
さまざまなものがあり、

特にナッツ類の危険性については、
乳幼児の親御さんの間ではよく知られていることでしょう。

*  *  *  *  *

料理関係の記事を担当していた頃、
当時絶大な支持を受けていた料理研究家に、
高齢の家族の食事について取材をしたことがありました。

「子どもを育てた経験のある女性にとって、
 お年寄りの食事は、離乳食のおさらいみたいなもの。
 そう考えると、楽よ」

まだ独身だった私には、
イメージし難いメッセージでしたが、
離乳食・幼児食と介護食の調理のコツを
一気にご指南いただけて、
何だか得をした気持ちになったことを覚えています。

そしゃくして飲み込むおけいこや
味付けに工夫が必要な乳幼児と
いろいろな機能が徐々に衰えて行く高齢者。

離乳の進んだお子さんには、
お肉を小さく切ったり、お魚をほぐしたりすれば
家族と同じ献立の食事を提供できるのと同様に、
高齢の家族についても、
同じような工夫をすれば食べやすくなる。

ちょうどビデオを逆回しにするような格好ですが、
調理で心がけたいポイントはよく似ています。

ただ、柔らかく煮たり、細かく刻むだけでは
ときに危険を伴う状態の人もいらっしゃり、
さらなる工夫が求められます。

ホームヘルパー2級講習を受講したときのこと。

調理実習のその日、
たまたま風邪気味で喉に軽い炎症を起こしていました。

そこにひき肉料理が2種類供され、
片方を飲み込もうとしたとたん、
喉がいがらっぽく感じられるだけでなく、

気道に入り込みそうな気配と
殺意のようなものを感じてしまいました。

食べたものから殺意を感じるなんて、初めてです。

どきりとしました。

ひき肉がひと粒ひと粒バラバラになっており、
その固いツブツブが気道に入り込みそうだったのです。

つなぎを使ってまとめた
団子状のもののほうが柔らかく、
楽に噛むことができ、喉の通りもスムーズでした。

細かくなっていればいい、
とろみを付ければいい、
というものではないんだ
ということを身をもって知った瞬間でした。

そしゃくや飲み込みの状態を
しっかり観察する必要があるという点では、
乳幼児も高齢者も同じです。

食べるご本人の状態に合わせた調理法が
求められるゆえんでもあります。

大きさや柔らかさ、
食べる方のそしゃくや嚥下機能などに留意すれば、
安全に食べられるという点では、
こんにゃく入りのゼリーだって同じかもしれませんね。

(乳幼児や高齢者にこんにゃく入りゼリーを
 食べさせる必要があるのかどうか、
 という疑問や
 韓国や米国、EUではこんにゃく入りゼリーの
 回収や規制が行なわれているという事実は、さておき)

*  *  *  *  *

ただ、どんなに調理に工夫を凝らしても、
どうしても食べられない場合があります。

それは、ご本人が食物アレルギーである場合。

そばや小麦、甲殻類、ナッツ類などは、
いのちの危険が及ぶような激しい反応
=アナフィラキシーショック
を起こすことがあり、

この場合には、食べられません。

また、食べられないだけではなく、
吸い込んだり、触ったりするのもダメな場合があります。

そりゃあ、特別なケースでしょ?
と思われるかもしれませんが、
意外と身近なところに、
そういう方がいらっしゃったりします。

ひとくちに「安心・安全な食べ物」と言っても、
ずいぶんといろいろなことが
思い起こされるものだなあ

と、溜め息が出そうです。

からだの害になる物質が入っているなんていうのは、
もちろんレッドカードですけれど。





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Last updated  October 8, 2008 11:43:16 PM
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