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カテゴリ:中村美香子(さんさんぷろじぇくと)
中村美香子です。
今回は民営化はちとお休み。 状況としては、1次審査が終わり、3事業者の通過が決まりました。事業者名まではわかっています。保護者の会としては、その選定プロセスと判断が適切か検証するために、事業者の提出した企画提案内容と評価を開示するよう要望はしましたが、これが、最後にどたんばで白紙に戻っちゃったというやつで、その選定の過程は明らかにはされていません。 で、今日のハナシ。 1週間前の土曜日に、保育園と親で何かしよう企画を、まずはスタートさせてみました。 もともとは、この4つ葉の今年のタウンミーティングで、「保育」をテーマにし、「保育園のオヤ」という立場でパネラーとして参加したときに、考え始めたことだったの。 保育園のオヤとして4つ葉的なことをやるとしたらどんなことなんだろうと。 働くオヤは、いつもなんだかあせっているので、(それだけが理由じゃないけど) 家に帰ってからのコドモとの時間において、「今のは忙しいから、疲れているからやってしまった」ような事態が起きたりして、そういうときは、ちょっと、ふーんと自己嫌悪。叱るにしても、まずは受け入れてやってから、自分の感情のコントロールをしつつ、という理想形があるわけなのに、ついいらいらして問答無用になってしまったり、たりたり・・・ と悩みながら、これがそんなにまずいことなのかどうかも、実は確信がもてなかったりして。 だけど、きっとさっきまでは保育園でプロの保育を受けていて、こんなふうには言われないのだろうな、とかね。先生はプロだから、さすがにさっき私がとったような態度はとらんだろう。うーん・・・ 帰ってきてからの保育は、6時までの保育と、えらい質の差があるんでないか!? これが私の、最初の問題意識でありました。 保育のプロがこんなに身近にいるのに、オヤはそのスキルを学ぶこともなく、毎日毎日、あいもかわらず、むかーしとおんなじことをやっている・・・のはもったいない。 保護者のトモたちにぱらぱら聞いてまわったところでは、やっぱりこのテの「どうしたらいいの?!」を相談したいという声がわりとあった。うん、私だけじゃなかったんだワ。 まつださんに相談をしたときには、「なんて受け答えしてやったらいいか、みたいなスキルだけじゃなくて、コドモの発達に応じたオヤの対応のしかたについて学ぶのがいいよ」というアドバイスをもらった。それこそが保育士のやってることなんだからと。確かに、保育士は別に心理カウンセラーではない。 というわけで、先週の土曜日は、「おはなし会」と称して、「子育てにかかわるハナシを、なんでもいいから保育園とやりましょう」というようなよびかけで行った。 まだPR不足もあって、集まったのは私をいれて5人で、ほーんとにこじんまりした会だったのだけど、結構もりあがった。それに、今後どんなことやろうか、というハナシでも。 みんな、ざくっと、最近子育てしてて課題だと思っていることなどなど、話したんだけど、園長先生が出してきたテーマは、「だっこはどうしてる?」だった。 園長先生のおうちは、中学生の女の子と高校生の男の子がいるのだけど、今でも手を握ってやったり、抱きしめてやったりというスキンシップが、フツーにできる関係なのだそうだ。 うらやまし! 保護者の中には、「お父さんとお風呂に入りたくないと思った時期がなかった」という変り種のかーさんもいたけれど、 私は中学生になってから、オヤとハグハグした記憶はまったくないなー。 外国人はできるらしいや。でも、カルチャーだからしょうがないなー。と、めんどくさいので考えるのをやめていた。 でも、園長先生は、「外国ではできるのに、日本ではできないということもないだろうと思って、そういうふうにしたくて、そういう子育てしたの」と言っていた。思考を停止しない人だ。 私もそうする~!って思っちゃった。 なかなか、いいでしょ?こういうの。 私も、昔、じーちゃんが「抱き癖がつく」とか言って、それと戦うのが大変だったのよ!というハナシをした。この会が、保育園のコドモにかかわって、育てている人すべて、つまりじーちゃんばーちゃんにも広がっていくものになったなら、私とおなじ戦いをしている人の戦いは孤独ではなくなるだろう。 ただ、働くオヤは、オヤ同士、どーでもいい話をする時間もないので、ほっとくと、学びでもなんでもない、ストレス発散ですらない、単なる情報交換を始めちゃうときもある。こないだも、ランドセルの色や値段の話でどんどんもりあがっていっちゃって。 まーでも、それは保育士としなくてもいいハナシだからなあ。 私も民営化で鍛えられたから、保護者トモの前ではっきり言っちゃった。私は、もう1段上のレベルをめざしてるのよ、と。何かをめざすときには、ときに、毎日会うからあんまりキビしいことは言いたくない人たちでも、はっきり言わないといけないときがある。 でも、そういうのも、大事といえば大事。 ま、本来はオヤ同士だけの企画でそっちは面倒みるのがいいのだろうけど、とりあえず今はそのメニューはまだ起動してないので、 とりあえず、1時間の「おはなし会」を、前半後半に分けて、前半は確実に学びの場として、後半はなんでもしゃべろうの時間にしようかということになった。1回やるだけでも、こういう、運営していくうえで大事なことが分かるもんだ。 私としては、このおはなし会に、「学びと愛とストレス発散」という意図を込めたいと思っているの。 この会は月に1回。どんどん発展させたい。日程きめたり感想レポートかいたり、またまたやることがあるけど、こういう立ち上げのときのわくわくはやっぱりやめられまへんなー。ってことで今日はおしまい~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 17, 2008 07:29:11 AM
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