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カテゴリ:當間紀子(子ども幸せ研究所)
こんにちは、當間です。
高校生の娘は期末考査が終わり、現在試験休み。 夏休みにボランティアでおじゃました子育てひろばに 出かけて行きました。 ずいぶん間が空いたにもかかわらず、 年長さんはもとより、未就園児のみなさんにも しっかり覚えてもらっていたようで、 「なんだか(私の)取り合いになっちゃって疲れた」 と言いながらも、晴れやかな顔つきで帰って来ました。 子育てひろばに集まる子どもたちの多くは 乳幼児、それも未就園児がほとんどですが、 曜日によっては幼稚園児や小学生も集います。 今日は小学生も来たらしい。 未就園児さんたちは 幼稚園や保育園のことは知っているけれど、 小学校のことは知らない。 幼稚園児さんたちは小学校のことは知っているけれど、 中学校や高校のことはよくわからない。 「小学生でも高校のことはよく分からないみたいなの」 どうやら、娘が高校生と聞いても、 お子さまたちには高校生が何者なのか 上手くイメージできなかったようです。 中学生が職場体験で幼児施設に行くようになったものの、 幼児には中学生が、中学生には幼児のことが、 よく理解できずに、上手く遊べるようになるのに 時間がかかると聞きました。 確かに、幼児と中学生の接点がない現状では、 いきなり出会って戸惑うのは 当たり前のようにも思います。 事前教育はどうなっていたんでしょうか? 娘が中学生時代に部活動の一環として 幼稚園に出かけて行ったときには、事前に、 どんなプログラムにするのか準備をしていました。 それはともかくとして、小さな人たちにしてみれば、 中学生と高校生の違いなんてイメージできなくても 仕方のないことなのかもしれません。 が、逆はどうなんだろう? 自分たちだってかつては幼児だったはずなんだけれどな。 * * * からだも小さい上に、親族の中では一番年下の娘は、 いまだにプライベートでは 常にかわいがられる一方の存在です。 それが2歳の時、未熟児親子フォローアップの会に 一番おねえさんという立場で迎えられました。 「まあ、たまにはこういう立場にいるのもいいかな と思ってね」 主宰者の新生児科医T先生に言われて、 おお、なるほどと思いました。 もっとも当時は、おねえさん的振る舞いも必要とされず、 同い年の子どもたちはみんな平等な立場で ふれあい遊びを楽しんだり、おやつをいただいたりして 過ごしていました。 おねえさん的振る舞いを求められるようになったのは やはり幼稚園に入園してからのこと。 入園式の翌日、お迎えに行くと 「おかあさん、お友達ができたの」と言うので、 “あんたは「となりのトトロ」のさつきちゃんか” と内心突っ込みながらも驚いたのですが、 そのお友達第一号が、娘のお世話係さんでした。 縦割りクラス編成の幼稚園だったこともあり、 年長さんになると、 同じクラスの年少さんのお世話係として、 1年間お世話をするお相手が決められます。 「私よりもちっちゃな子が入園して来てよかった!」 そう笑っていたのが、娘のお世話係さんでした。 常に一番ちっちゃかった娘でしたが、 娘が年長さんになったときには なんと、娘よりも小さなお嬢さんが入園、 娘がお世話をすることになったと知って、 「世の中上手くしたものだなあ」と感心したものです。 人生は、こうやって役割をチェンジできるから面白い。 * * * ちっちゃくて愛らしかった子が、 中学生ともなるとおとな顔負けの体格になる。 集団で歩いてると、ちょっと怖いような気もする。 おとなのほうも、中学生から高校生ぐらいの子どもに あんまり慣れていないような気がします。 娘の話を聴きながら、 ちょうど抱えていた行政からの宿題のひとつに よいアイデアが浮かびました。 よかった、これで次の課題に進めるわ。 お母さんずるい! まったく彼女の宿題を手伝わない母への抗議も込めて 娘から非難の声が上がりそうです。(苦笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 18, 2008 12:19:36 AM
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