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カテゴリ:當間紀子(子ども幸せ研究所)
こんにちは、當間です。
犬の散歩のついでに、 行きつけの絵本屋さんに立ち寄ったら、 1冊の本を見つけました。 「子どもたちの遺言」(佼成出版社) 1年がかりで田淵章三さんが撮影した 0歳から20歳まで子どもの写真に 谷川俊太郎さんの詩が添えられています。 一番最初の「生まれたよ ぼく」には、 生まれたばかりの赤ちゃん。 以下、幼児期から小学生、中高生、成人式まで。 それぞれの年代の姿を切り取った写真に、 それぞれの心情を物語るかのような詩。 思わず購入して 子育てひろばに立ち寄り、 そこに居合わせた方々に紹介してしまいました。 三人の子どものお母さんが手に取ると、 1歳4カ月のKちゃんが、近寄って手を差し伸べました。 赤ちゃんの写真を眺めながら、 そのお母さんが思い出したように言いました。 「そういえば、Hがこの間、 「Kが生まれたとき、ものすごく泣いてたね。 何故だったんだろう?」って 急に言い出したの」 それからしばし、 わが子が生まれたときの話に花が咲き……。 まるでこの本に出会うために出かけたような日だったな。 なぜ表題が「子どもたちの遺言」となったのか については、谷川さんご自身が あとがき「子どもの身になって」に 書いていらっしゃいます。 本当はここでご紹介しようと思ったのですが、 本を紹介するに留めます。 「生きているってこういうことなんだ さびしい自分 不安な自分 でも何かを待ってる自分 もどかしい自分 そういう自分をみつめる自分」 (「子どもたちの遺言」64ページ、103ページ収録 「もどかしい自分」より) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 14, 2009 11:15:42 PM
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