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January 21, 2009
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こんにちは、當間です。

わが子との暮らしが始まった頃、
「現代を生きる親って大変だなあ」
と思ったことがふたつあります。

ひとつは、
アンパンマンやポケモンなど、
子ども向け文化にそれなりに精通して、
キャラクターの名前を覚えるのはもとより、
アニメや映画を一緒に楽しまなくてはならない
ということ。

自分自身の好みとはまったく関係なく、
わが子が好むものを受け入れ、付き合う。

幼い頃に、私の母が妹と私のために、
ピーターパンごっこに付き合ってくれたことを
「ずいぶん大変な目に合わせてしまっていたのだなあ」
という思いとともに思い出しました。

アニメソングの「ポケモン言えるかな?」なんて、
「ええー? これ全部覚えるの?」と悲鳴を上げる
親たちへのサポートソングだったかもしれません。

ただ、その気になってはまってしまえば、
それもまた面白く、まさに童心に還る感じ。

あるアニメには、娘よりも私のほうが
はまってしまい、
コミックスを大人買いして姪に呆れられたことを
打ち明けておきます。

もうひとつは、
当時の育児雑誌に掲載されていた
予防接種法の改正記事を見て、

「なれない育児に孤軍奮闘する日々なのに、
 こういう社会的な仕組みについても、
 その動きをきっちりフォローしていかないと
 いけないんだよね」

と感じたこと。

後者のほうは、まさに、
「そりゃあないよね、しんどすぎるわ」
と感じて、密かに嘆いたことでした。

ただ、この嘆きは
誰もが感じることではなかったかもしれない。

というのも、それまでの私の職業が、
まさに、そのややこしそうな社会の仕組みの一端を
分かりやすく伝えていくというもので、

噛み砕いて伝えていくことと
伝え続けていくこと、
常に変わっていく状況をフォローする、
フォローし続けるしんどさを、
常に感じていたからです。

この記事を読み、
実際の生活に引きつけて考えられる人が
どのくらいいるんだろう?

かなり余計なお世話という気もしますが、
「誰が読むんだ?」と感じても、
そういう記事を掲載し続けることに意義があり、
それこそがメディアの役割だとさえ
痛感してもいました。

(現在の育児雑誌からは、
 そういう面倒くさそうな記事、
 すっかり姿を消してしまいましたねえ)

私が社会的な仕組みが云々と感じていた頃、
元同僚はこんなことを言っていました。

「子どもが生まれてからというもの、
 食の安全が気になって仕方がないの。
 残留農薬なんて、もう深刻に受け止めちゃう。
 わが子に食べさせることを考えるとね、
 どうしてもそういう見方になるのよね」

これにもなるほど、と思った。
食いしん坊で食材にまでうるさい家庭で育ったから、
そういう視点は、確かに私の中にある。

ただ、生協活動がことのほか活発な地域で育ったので、
「だったら生協に入ればいいんだ」ぐらいにしか
思いませんでした。
「生協に入るくらいなら今日にでもできるじゃん」って。

本当は、そういう話ではなかったかもしれないのに。

*  *  *

かつて一緒に仕事をしていた人に、
「そういうふうに考えるのは當間さんだけです」
と言われて、はっとしたことがあります。

何か新しいことにチャレンジするときに、
その新分野について精通している人のところへ行って
あれこれ教えを乞い、
実現に向けた具体的なアドバイスを受ける。

どちらかというと、そういうスタンスで
仕事というものが動いていたので、
同じ感覚で捉える癖がついていたのですね。

仕事というものは、一定レベル以上のものが
求められるものだから。

でも、そのときの話題は市民活動についてで、
仕事における物事の取り組み方というのは
市民活動では一般的ではなかった。

新しいことをやろうと決めたら、
まず、やってみる。一歩踏み出す。
やりながら試行錯誤して、よいものに変えていく。
そのプロセスの中で、ノウハウが身につき、
関わる人たちにも力がついてくる。

「うまくやる」ということよりも
「まず動く」ことのほうが、大事。
動いたら、次は「続けていく」ことが重要になる。

「まず動く」ということを批判したような物言いに
なっていたんでしょう。
「そういうふうに考えるのはあなただけ」と言われて、
ようやく、私はちょっと違った考え方をするらしいと
気がつきました。

*  *  *

続けていくためには、やっぱり面白くなくちゃ。

わが子との暮らしが楽しかったのは、
わが子観察があまりに面白かったからだ。

わが子の世界がだんだん私の世界に近づいて来て、
それでも、「おお、今度はこう来たか!」と、
いまだに面白がらせてもらっている私としては、
しみじみと、思います。

親だから、投げ出したりできないのも事実だけれど。

一方の社会の仕組み云々については、
どうなんでしょうね。

例えば、新しい分野を知ろうとすると、
図書館へ行き、関連分野の棚の本を
端から端まで全部読破して、
さらには行政関連の動きをHPでチェックし、
関わる人に直にお話をお聞きして……。

それを自然とやってしまう“からだ”になっている。
だから、私にはとっても面白い作業なのですが。

ただ、ほかの人にお勧めするには
あまりに面倒な作業であることくらい分かるので、
誰かにお勧めしたことはありません。

何を面白がれるのか?
というところは、ひとり一人違う。

でも、あまりの面白さに、
「ねえねえ、こういうところ、面白いよね?」って、
ついつい誰かに伝えたくなっちゃうようなことがないと、
続かないだけじゃなく、広まらないよね。

面白さ=楽しさ、だと思うから。





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Last updated  January 21, 2009 02:46:45 PM
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