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カテゴリ:當間紀子(子ども幸せ研究所)
こんにちは、當間です。
昨年10月に行われた 財団法人東京市町村自治調査会・東京都市町村職員研修所主催 の調査研究発表フォーラム 「多摩地域の子育て支援について ~『子育て・子育ち』が楽しくなるまちづくり」。 前年度に調査研究チームからヒアリングを受けた 多摩地域の子育て支援団体のリーダーのみなさんが 実行委員を務めてくださいました。 年末に行われた振り返りの会には、 個人で参加してくださった方も足を運んでくださるなど、 フォーラムがきっかけとなって、 新たな出会いとつながりが生まれました。 この「出会いとつながり」をさらに活かしていこうと、 有志による話し合いが重ねられています。 つい先日も話し合いがあり、 「NPO法人東村山子育て支援ネットワークすずめ」さんが 運営する「すずめ保育センター」へお邪魔して来ました。 「すずめ」さんは、 45年前に預かり保育からスタート、 3歳児のグループ保育から 3~5歳児の一貫保育へと対象を広げ、 1970年代には幼児教室へ。 ちょうど全国に自主保育グループが生まれ、 活動が盛んになって行った時期と重なります。 幼児教室と言っても、 通信教育会社や出版社などで行っているものとは違います。 専従の保育者と保護者による預かり合いなどによって、 自主的なプログラムを設定、 子どもたちの保育を定期的に行う、いわゆる自主保育。 1、2歳児は週に3回、 3歳児以上は週5日といった具合。 かつて生協の仲間とともに 子どもの居場所づくりを模索していた頃、 鎌倉や横浜、世田谷での自主保育について、 主宰者にお話をお聞きしたり、 実際に見学もするなどして調べたことがあります。 親も子どもも仲間とともに育ち合う場づくり という大変魅力的な活動として、 当時のことは強く記憶に残っています。 「すずめ」さんは1998年に保育室も開設、 そこから専用園舎づくりへと模索を始めたようですが、 専用園舎が完成した今でも、 市内の施設を使った0、1、2歳児向けの活動を 続けています。 活動の本拠地でもある「すずめ保育センター」は 認可保育園「つばさ保育園」と幼児教室を併設、 木の香りが清々しい園舎。 打ち合わせの前に、少し見学させていただきました。 木をふんだんに使用した園舎見学は、 建築に関することが大好きな私にとっては 見どころ満載のサプライズでした。 ハードが素敵でも居場所としてはどうなのか ということも見逃せないポイント。 柔らかな笑顔と優しい物言い。 グッドストロークを交わしながら 子どもたちを第一に考え場づくりをしていることは、 そこで立ち働く人々や子どもたちの様子から 充分に伝わって来ます。 何より、外来者の私たちが居心地よく、 打ち合わせも、どんどん進む。 この空気感、場の雰囲気は一朝一夕に出来るものじゃない。 積み重ねられて来た45年という年月を思いました。 打ち合わせ場所は、毎回変わります。 参加メンバーの本拠地を巡回していくことになりそうです。 初回から、ただ者ではない(でも心地よい) 様子を感じるだけに、 この先にも大いに期待。 多摩地域の子育て支援の層の厚さ、実力のほどを じっくりと味わえそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 18, 2009 07:27:22 PM
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