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カテゴリ:中村美香子(さんさんぷろじぇくと)
中村美香子です。
今しがた、やっと書き終えたブログが消えてなくなった。このサイトは、最後に送信!ってやったときにインターネットにつながらなかったりすると、そうなる。泣きそう。 でも、気力がまだ残っている間に、再現してみせるのだ。負けないもん。 以下、必死で再現。 私はカテゴリに、「さんさんぷろじぇくと」と入っていて、それがなんであるか触れないで今までブログを書いていたのだけど、 去年、民営化ばっかりになる前は、そういう名前の活動をしていたのですね。 なんの活動かっていうと、世田谷区のさんさんサポート事業っていうサービスを、もっといけてる内容にしようっていう活動だった。 これがどーもうまくいかなくて、民営化をいいわけにすっかり放っていて、サイトももちろんブログの更新もほっていて、エロいコメントやらエロいトラックバックやらエロい掲示板への書き込みやらですっかり食い荒らされていて、なんとかしろー!という声にも耳を貸さずただただほっていて、 だから、まったくぜんぜん自分の実績ではないのだけど、放り出す前に最後にやろうとしたことが、ぬあんと、この4月から、実現していた! お恥ずかしながら、このことも、今日公園でお花見してたら、偶然会った人に聞いたのだけど、でも、うれしい事実であることには変わりがない。 さんさんサポート事業っていうのは、産前1ヶ月から産後6ヶ月までの間(当時)、無料で3回、子育て支援ヘルパーなるものの自宅への派遣を頼めるという世田谷区のサービス。 事業開始時は2回だったのが3回に増え、今回からは妊娠届提出からコドモが1歳になるまでと、利用できる時期が長くなった。サービスの提供者は、世田谷区と契約している、民間のベビーシッター会社や介護事業者。頼めるサービスは子育て支援か家事援助で、どちらかを選ぶ。 私はひとりめの子の出産後、このサービスが始まって、でも、なんだか使い勝手が良くなくて、もうちっとなんとかならんかなーと思ってこの活動を始めたのだった。 最後にやろうとしてたことは、利用手続きをカンタンにしよう!ということだった。 当時の2割、3割という利用率をなんとかしたいんだったら、(当然とっといた予算が余るってことなんだよ)まずこれぐらい、手がつけられるでしょー!ってなるわけだ。 従来の利用者の利用手続きは、 1.妊娠届を区の出張所等で提出するともらえる「母と子の保健バッグ」に入っている、申し込み用のはがき(ちなみに切手は貼らなくてよい。これだけでも実現させるのに苦労したんだって担当者は言ってた)に住所・氏名などを記入し、ポストに投函する。すると、それがラミネートされて返送されてくる。これでようやく「利用券」となる。 2.最初に「母と子の保健バッグ」に入っている、事業者一覧を見ながら頼みたい事業者に、利用したい日の最低でも2週間前に電話をかけ、予約を入れる。 というものだった。 2については、事業者一覧を区のサイトに載せて、事業者のHPにリンクさせといてよ。という要望をし、これについては受け入れてもらった。唯一の私の実績だ。 だって、頼みたいサービスによって、どの事業者に頼むかなって考えるときに、どんな事業者かしらって調べたくなるでしょ。ってか、こんなサービスを使ったことのある人はほとんどいないんだから、サービスの提供者について普通に知りたいと思うでしょ。 でも、赤ちゃんが産まれちゃったら、赤子片手にキーボードは打てないわけで、基本的にマウスの操作が精一杯だ。しかも、それだってそんなに長い時間はとれないわけだ。 うまくいかなかったのは1のほう。 「母と子の保健バッグ」に最初から利用券のかたちで入れといてよ。という要望をしたの。 だって、赤ちゃんが産まれちゃったら、はがきに何か書く、ポストに投函しにいく、こういうことを忘れないでやりとげる、なんてことがとたんにチョー難しくなる。 今回、それが、「母と子の保健バッグ」に最初から利用券のかたちで仕込まれることとなった! 素直にうれしい。 区の担当者から、それができない理由を、郵送させる目的を、聞き起こして、この点はこの方法でもクリアできるよね、その目的はそもそも必要ないよね、などなど、論破したつもりだったけど、 最後は「だーめーでーすー!」的な反駁に遭って、あきらめざるを得なかった。 当時の区の論理としては。 無記名の利用券にすると、チケット市場に出回って(生活保護者のおふろ券は出回るのだそうだ)、本来利用対象者でない人が利用する可能性がある。しかし、「では、妊娠届を出すときに記名させてラミネートしちゃったら?」という私の案では、記名させるときの説明やら問い合わせやらに、非常勤職員でかためた出張所では対応できない。というものだった。 いずれのハナシも、そんなものすごいことにはなんないってば。と思ったけど、いくらそう言ってもこれは論破できない。絶対ないっていう立証ができないからだ。 要するに、どこにでもあるハナシ。いろいろ天秤にかけて、最後はえいやっ。政策なんてそんなもんだ。要はやろうと思うかどうかだ。それがやりたくないんだもんっていう主張は論破できない。やってることが、違法とか不経済とかっていうふうに、明らかに間違ってない限りは。 くやしくて、ブログでリベンジを誓ったものの、こんなことすら実現できないんじゃ、この先(サービスの内容とか)なんてありえないな・・・と思い、自分で自分の始めた活動を見放してしまったのだった。 今回の制度改正は、どうやら、無記名の利用券を、妊娠届提出のときに、配布することにしたようだ。事前の申し込みは必要ないって書いてあるから。 ま、そりゃそうだろな。そんなもん市場に売ってるヒマが妊婦・産婦のどこにあるっていうの。ってか売れないってば(笑)。利用率低いのに、市場性があるかい。 それに、家に行くわけだから、住所が世田谷区内であるかないかはカンタンに事業者は確認できるわけで。あとは妊婦であるとかコドモがいるとか、外形的にわかるじゃん。 私は、市場に出回るのがそんなに心配なら、出張所で妊娠届出すときに、その場で記名させて申し込みさせちゃったら?という論法でいったのだが、無記名でいいじゃない!という論法のほうがよかったのかもしれない。 ま、でもとにかく、要望してた内容は、行政的にありえないハナシ、ではまったくなかったということだ。 誰ががんばってくれたのかわからないけど、でもきっと誰かががんばったのに違いなくて、 その人に言いたい。これは大ヒットだ!ありがとう! だってこれで利用するのが格段に簡単になる。最初からこの方法だった人にとってみれば、前の制度について聞いたらヒェーッ!って思うだろうな。そんなもんだ。 さあてと、私はこのあとどうしたいのか、考えないと。 いいかげん、この活動をどうするのか、カタをつけないとね。 でも、ぜんぜん自分がやったことではないけれど、不思議に心が軽くなった。 こんなことすらできないってことに、後ろ暗いようなつらい気持ちがあったけど、そこからは解放された感じ。 うん、春はいいな。 行政も年度初めに、ちょこっと変わるの。 私も始めなきゃね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 6, 2009 04:28:43 AM
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