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カテゴリ:中橋えみこう@わははネット
こんにちは。中橋です
昨日は大阪にて、全国子育てタクシー協会の理事会でした。 今、全国のファミサポ各地から(ったって数か所だけど)、ファミサポと子育てタクシーのタイアップができないか、という問い合わせが増えているので、今年度はファミサポとのコラボができないか研究会を立ち上げることに。 でも、私的には「難しいんじゃないかなー」と珍しく引き気味。 ホントは私こそが積極的に推進していかないといけない立場なのにね。ダメじゃん、私。 私はファミサポもやっています。 先月、今月はスタッフの入れ替わりなどがあったため、ほぼ毎日ファミサポの事務所のほうにいて土日もファミサポ職員状態です。(わははの事務所とファミサポの事務所は歩いて行ける距離なの) 高松のファミサポは立ち上がって2年目。香川県内初のファミサポだったこともあり、立ち上げる時は連日徹夜で苦労しました。 でも自分で言うのもなんですが努力の甲斐あり現在会員数1100人越。 依頼会員と提供会員の数もほぼ均等、というかなり理想的状況。 毎日のマッチング状況も10件程度活動しています。41万の人口規模の高松では、頑張ってる数字でしょ?! …で立ち上げて2年足らずにも関わらず、利用する理由や状況が想定にないケースが増えてきているように感じます。 これは難しいケースだから中橋さんどうしたらいい?って連絡が毎日のようにスタッフからあるわけで…。家庭外での預かり希望(調停とかでね)、家庭の事情で住民票がない、とか、夫に知られないように、とか、実は発達が…とか、色々いろいろ。 でも、誰も頼れないそんな時だからこそ、頼ってほしいと思っているし、頼られるファミサポを目指して「子どもを産んでよかった!」と言ってもらえるファミサポを目指せ!と、クサイほどスタッフに徹底して刷り込んでいる最中です。森田健作なんて目じゃないほどね。 …で、当初の想定にあまりなかった依頼で送迎「だけ」の依頼も結構あります。 ファミサポで自家用車を使った送迎は基本的に認めていません。 でも、さまざまな都合で自家用車じゃないと対応できない地域での送迎の依頼が多くあります。そしてそういうケースは「金銭負担をかけずにやってほしい」と言われることが多いんです。実に。 例えば学童保育に6時に迎えに行って○○まで連れて行って欲しい、とかいう依頼の時、6時に子どもが学童保育の前に来るとは限りません。10分も15分も待って心配したころに出てくる。 預け先や届け先の家庭や施設に必ず大人がいるとは限りません。子どもが「自分がカギ持ってるから大丈夫だから」と言われても、こちらは不安でしょうがない。 ファミサポの提供会員さんですら「できれば引き受けたくないやっかいな仕事」を子育てタクシードライバーが果たしてできるのか? 現実今も子育てタクシーは、やってくれてる訳ですが、ファミサポとコラボしてそういうケースがどんどん増えても大丈夫なのか?! 今でもタクシー会社さんにとっては結構負担のかかるハードな研修を修了しないと、子育てタクシードライバーの認定を渡さないのに、もっとハードにしなくちゃいけない? でも経済的負担はもちろん会社がかぶるわけにいかないわけで、そうなると使いたいけど使えない人も大勢出てくる。?! 全国のファミサポの支援をしている(財)女性労働協会さんにも、送迎に関する諸問題が年々増え、子育てタクシーに期待しているから、もっと普及させてね。と先日言われたので、今年はそのニーズの調査とか現状把握をしてみるかなあー。覚悟がいるけど。 ちなみにタクシーの管轄は国交省。子育て支援については理解が少ないので、下手すると白タク行為!といわれるファミサポ送迎の現状をどう把握するか?!でも確実に子育て支援の隙間になってるわけだからなー。 景気の悪い今、社会貢献だけで会社は食べていけるはずもなく、また歩合制のドライバーは直自分の給料に反映するわけだから、子育て支援が社会貢献だけでなく、ちゃんとお金につながればいいいんだけど、でも保護者からは駐車場代より安い金額で子どもを預かることを要求される訳で、その背景も色々事情があるわけで…。 女性労働協会さんとも話をしたのですが、子育て支援の様々なサービスが増える中、サービスとサービスの隙間で支援がなくて困っているニーズは、数が少なくなったけどより難易度が高くなっていて、それを今、柔軟に対応できるファミサポが引き受けることが求められている。 ということなんだと思います。 ファミリーサポート。やりがいあるけど、めちゃくちゃ奥が深くて難しくなってます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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